【S17シングル最終24位レート2049】再び妖精乱舞のサーナイト&グラードン

【相棒と挑む竜王戦グラードン軸の答え

シーズン17お疲れさまでした!

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 やっすん(@yassunbaseball)です。

シーズン17はシーズン15に続き最終2桁、自身初の最終30位以内の24位で終わることができたので、竜王戦最後のシーズンの構築を記事に残しておきたいと思います。

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 メインロムで最終24位を達成しました。

対戦していただいた方はありがとうございました!今期は知ってそうな人とよく当たった気がします。

今期は久々に最終日にがっつり対戦できるシーズンだったので、最後まで楽しみながら対戦しきることができました。

自身の最高順位を更新し、一つの目標としていた最終30位以内を達成することはできましたが、大きな目標だった最終1桁には届かずそこだけは悔しいです。

竜王戦環境の最後のシーズンでグラードン軸の一つの答えといえる構築を完成させることができたことは自信になりました。

今期も相変わらずサーナイトカイリューの相棒枠が活躍してここまで勝たせてくれました。頼もしい!

今期はグラードン構築はどれくらいいるのか楽しみです。

(以下、常体、略称等使用)

 

【構築経緯】

構築はシーズン15で使っていたサーナイトグラードン軸を微調整して使い続けた。

前回記事↓

 

yassunpokemon.hatenablog.com

 

ベースとなるコンセプトはグラードンの強さを相手に押し付けること。

まず、グラードンの強みとしてダイマックス込みであれば対面で撃ち負ける相手がほとんどいないことが大きい。

グラードンの負担を構築単位で減らすほどに構築全体の制圧力が高まるところが他の禁止伝説にはない特徴だと思う。うまく表現できているかわからないが、抜き性能が低い代わりに禁止伝説の中でも頭一つ飛びぬけた技範囲と火力を備えている(おそらく禁止伝説のアタッカーで唯一火力と範囲の組み合わせを受けることができるポケモンが存在しない)。

グラードンが負荷をかけられる相手としては自身より速いアタッカー、襷持ち、ランドロスあたりが特に思いつくが、このあたりを他の5体が上手に受け持ってくれることでグラードンの単体性能を大きく引き上げることができた。

特にシーズン15で重たいと感じたランドロスカイオーガ、黒バドレックスへの回答としてカイリューに冷凍パンチを採用し、チョッキのクッション役としてHCDボルトロスを採用して構築が完成した。

この構築はカイリューミミッキュシャンデラあたりの単体性能が禁止伝説戦でも見劣りしないので、不利対面では積極的にダイマックスを切って切り返す動きが取れて強かった。

グラードンについては無振りでも耐久は十分、火力は特化することでヌオーが断崖を受けられないといった点から引き続きいじっぱりASで採用。

終盤動画などの影響で若干見かけたイバングラードン軸に対してこちらが上から抑え込めるのでやりやすかった。

グラードンを構築の中心に据えて戦う上で持ち物は最も立ち回りが安定するラムのみで採用したが、相変わらずあくびを起点にしての3タテや受け構築をリスクなしで破壊したりとこの選択は正解だった。

他で補完をとることを考えると、いかに確実にグラードンを展開するかに重点を置いたがそれがよく機能してくれた。

禁止伝説の中ではカイオーガ、ザシアン、黒白バドレックス、イベルゼルネといった速さ、耐久、火力が高水準でまとまっている上位伝説には見劣りする性能ではあるが、サポートとプレイング次第でどんな構築相手にも勝ち筋を生み出せる点(明確に無理な構築がいない)が非常に魅力的だった。

以下で個別の役割について少し説明↓

 

【パーティ紹介】

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カイリュー@こだわりハチマキ

特性:マルチスケイル

性格:いじっぱり

努力値:AS252 余りH

 

前回炎のパンチで採用していた枠を冷凍パンチに変更して採用。

グラードン軸で重たくなるランドロスをつぶすために変更したが、相手の鋼枠はグラードンシャンデラがいれば十分に対応可能だったのでこの変更は勝率に大きく貢献してくれた。

相手のダイマックスを無理やり削ったり、初手ダイマカイリューケアの受けを強引に突破したりと伝説に引けを取らない破壊力でとても頼りになった。

さすが相棒なだけあって困ったときには頼っていた。

ハチマキウーラオスのようにダイジェットからのハチマキ逆鱗という動きも非常に強力なので、展開次第ではカイリューで勝ちに行くプランも常に考えていた。


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サーナイトきあいのタスキ

特性:トレース

性格:ひかえめ

努力値:HS252 余りC

 

調整意図は前回記事の通り。役割も前回と変わらずだが、今期はシーズン15のとき(8割選出)ほど選出はせず、きちんと選出すべき場面を見極めて前回以上に使いこなすことができたように思う。

これまでは速い禁止伝説(ザシアン、黒バド、スカーフオーガ等)を見たら必ず投げるという使い方をしていたが、対面をずらされたら勝つことができないことを痛感したため、サーナイト展開、カイリュー展開、ミミッキュ展開、ボルトロス展開と相手の構築全体を見極めて最適な展開方法を選び取ることができた。

相変わらず受け構築にはグラードンと共にめっぽう強く、グラードンを総力戦で潰しに来る受け構築に対して裏からサーナイトを出して切り返すことができて強かった。

グラードンが苦手なダイマ砲持ちのムゲンダイナにとても強い点が頼りになる。

また、終盤一定数現れたダイマカイリューに対してはトレースで圧倒的有利に立ち回れるため、ここでもトレースという特性の優秀さが光った。

あとは電磁波で相手の行動を制限するという戦術がシンプルに強力かつ、準速剣舞グラードンとの相性が非常によかった。

襷枠としてはパワー不足ではあるが、その分特性を絡めて他のポケモンにはできない立ち回りができるためこの構築には欠かせない。

グラードンが絶対に不利なキュレムに対して強いというのは地味かもしれないけれど見逃せない特徴。


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ミミッキュ@いのちのたま

特性:ばけのかわ

性格:いじっぱり

努力値:H252A230B28

調整意図→悪ウーラオスのあんこくきょうだを皮ダメ込みで確定耐え

 

悪ウーラが重いため耐久調整して、無理やり悪ウーラに投げられるよう若干調整。

前回も特に語らなかったが、今回も改めて説明する必要があるのか疑問な強さ。

シーズン15ではイベルゼルネ対策での選出がほとんどだったが、今期は展開方法によってトリルでの切り返しが有効と判断したら積極的に選出していった。

以前は選出を一切しなかったザシアン軸に対してもトリルからのグラードン展開を見据えて選出するなど、選出の考え方を変えたことで大きく勝率を伸ばすことができた。

耐久に振っていることで無理やり化けの皮を捨てた状態でのトリル展開をすることもできたため、火力と耐久を両立したこの型は伝説戦において非常に強力だった。

確実にトリルで切り返せるこのポケモンがいることで、多少強引でも無理やりダイマックスを先に切っていくことができた。

グラードンがいつでも自由にダイマ権を切れるというのは主導権を握るうえでとても強力な手札になった。


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霊獣ボルトロスとつげきチョッキ

特性:ちくでん

性格:ひかえめ

努力値:H244C188D76

調整意図→カイオーガの無補正C振り雨しおふき確定耐え

 

カイオーガ、黒バドレックスに強く、サンダーをいなすためのクッションになってウーラオスに後攻ボルトチェンジを撃って安全に後続を着地させられる、そんなポケモンがここにいた。助かる。

採用意図は今書いた通り。グラードン+@の2体で攻め手が足りている際に潤滑油となってサイクルを回してくれたり、ほうでんの追加効果で相手を荒らしたりとシーズン中盤に採用したがかなり構築にはまってくれた。

ここにたどり着くまでに、チョッキナットレイ→スカーフガブリアス→チョッキドラパルト→チョッキガブリアスと試行錯誤をしてきたが、ダイマなしでクッションとしても機能し、かつダイマをしてもダイアタックのおかげで対面性能が高いというこの構築にピッタリのポケモンだった。

苦しかった黒バド軸に初手で投げることができ、黒バド軸に多いHBランドに対してもダイマックスで攻めることで黒バドの相手をできる体力を残しながら突破が狙えるなど自分の想定以上の働きをしてくれた。

初めは対ミミッキュを考えて破壊光線をラスターカノンで運用していたが、ランドロスに岩石封じを撃たれるのがきつかったため対ランド、他タイマン性能の底上げを図る破壊光線にして正解だった。

最後の補完枠として入ったポケモンだが、このポケモンが入ったことでグラードン軸が完成した。

チョッキ込みで無理やり高火力特殊技を受けられるこのポケモンは特防に不安のあるグラードンにとっては貴重なクッションになった。

ダイマしそうなサンダーと対面したときに、晴れ暴風になることでダイマを誘ってボルトロスダイマを枯らせると後々の展開が非常に楽になる。

このポケモンは、バンビーさんが放送で使っていたクッションの役割を持たせたHDオボンボルトロスを見て自分の構築にはまりそうだなと思い、役割をさらに受けることに特化した形で採用してみたらとても使用感よくはまってくれた。


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シャンデラ@たべのこし

特性:すりぬけ

性格:ひかえめ

努力値:HB252 余りC

 

対ザシアン最終兵器。無振りでもグラードンと組むことで晴れ火炎放射でザシアンを落とせる。

そしてザシアンの攻撃を割と確実に2発耐えてくれる。

ザシアンをやられまいと受けに来た相手(ポリ2など)を起点にしてトリルを絡めて全抜きすることも可能。

攻撃性能に関しては禁止伝説に引けを取らないため、有利な展開に持ち込めたら積極的にダイマックスを切ることも多かった。

とにかく物理方面が固いので、対白バド、対日ネクロなどでも活躍してくれる。

あとは意外とキュレムと撃ち合えるので、グラードンにとってはわりと役立つ。

この型で使っていたのは自分だけだと思うが、一度ザシアンを引かせた後で時間をかけてサイクルを回すことでまたザシアンに後出しできるだけの体力をふっかつさせられるためオボンなどよりも強力(食べ残しであれば特殊アタッカーを瞑想で詰ませることもできる)であった。


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グラードン@ラムのみ

特性:ひでり

性格:いじっぱり

努力値:AS252 余りH

 

伝説ポケモンの中の相棒枠。

このポケモンについては構築経緯でも強さを説明しているが、とにかくタイマン性能が圧倒的にたかい。

欠点は1体と撃ち合った後が続かないことだが、それを構築単位でサポートして試合中、最も刺さる盤面でダイマックスできるように盤面を誘導してあげると他の伝説ポケモンの追随を許さない圧倒的な制圧力を発揮してくれる。

バングラードンが前期結果を残して動画でも紹介され注目されていたが、グラードンの活躍が生命線となるこの構築では状態異常に邪魔されないラムのみでの運用が非常に強力だった。

あくびを気にせずに無理やり展開していける、持ち物に頼らずにフルパワーを発揮してくれるというのは使っていてとても安定感があった。

このポケモンは特性も合わさると驚異的な技範囲を持つことができるため、サイクル戦において常に相手に強力な負荷をかけていける点が強かった。

命中不安の断崖の剣を採用することで、リスクは負うことになるがダイマなしでもヌオーが受けられない、非ダイマ時でもダイマ技に匹敵する火力の攻撃を自由に撃てるといった無視出来ないメリットがあったため、グラードンを使って勝ち切るためにはこの技の採用は不可欠だと思っている。

不用意に剣舞を積んだ際にイカサマで痛手をもらう、メタモンにコピーされるなどの負け筋を生まないようにグラードンを展開する際は勝負を決められるのか十分注意して選択をしていきたい。

 

【選出パターン】

○対ザシアン軸

 1.ラプラス+ザシアン

   →サーナイトシャンデラグラードン

    サーナイトで荒らしてグラードンシャンデラで後発ダイマで切り返す。

    グラードンが消耗すると裏に多いウーラオスで詰むので注意。

 

 2.ラグ、カバ+サンダー、ドラパ+ザシアン

   →グラードンシャンデラミミッキュorボルトロス

    ミミッキュのトリルを終盤の戦術の軸にするか、ボルトでサンダーをいなすかを選択し、対応する。

 

○対カイオーガ

  →1.サーナイトカイリューグラードン

   2.カイリューミミッキュグラードン

   3.ボルトロスグラードンカイリューorミミッキュ

   カイオーガを処理するタイミングを逃さずに刈り取ることができれば、あとはグラードン1体で十分制圧できる並びが多い。取り巻きに合わせて選出を臨機応変に行う。

 

○対黒バド

  →ボルトロスミミッキュグラードン

   グラードンはだせるならだしたい。カイリューでも可。

   攻めの軸はボルトミミッキュとなるので、ミミッキュの皮をどこで使うのかが重要となる。

 

○受け構築

  →サーナイトカイリューグラードン

   この選出をすれば誰かが通るため基本負けない。そもそも受けられないため。

 

ほかの伝説については構築の組まれ方が多岐にわたると思うので、取り巻きこみでどうやってこちらが展開すべきかを考えていく。

 

【最後に】

今期も自分が一番頼りにしているポケモンで最終日に勝つことができました。

どういった評価を受けているとしても、自分にとっては勝つために絶対に必要なポケモンたちなので、その強さを結果で示すことができてうれしく思っています。

久々に最終日にしっかりと対戦することができたことや、実況者のビエラさんが1位を目指してランクマッチ放送をしていたりと自分にとってはかなりポケモンのモチベーションが高く挑むことができました。

来期からはグラードンが使えなくなり、まだ結果を残せていないルールで再び対戦することになりますが、今回の経験を活かして相棒たちをもっと活躍させてあげられる構築を組めるように頑張っていきたいです。

対戦していただいた方々、応援してくれたフォロワー、リスナー仲間のみんなに感謝を。

よければ気軽に感想や今期対戦しましたといったリプライを送っていただけると嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

【シーズン15シングル最終90位レート2065】妖精と舞うサーナイト&グラードン【ムゲンダイカップ出場構築】

【妖精と舞うサナグラ軸】有利不利の覆し方

遅ればせながらシーズン15お疲れ様です。

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やっすん(@yassunbaseball)です。

シーズン15は久々に最終2桁を達成し、上位勢限定の大会「ムゲンダイカップ」の出場権も獲得できたので構築を紹介したいと思います。

 

追記:ムゲンダイカップは負け越しに終わるという悔しい結果になりました(;_;)

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サブロムのTNイリスで潜っていました。

対戦していただいた方はありがとうございました!

今期は最終日の夜までしか対戦ができない状況だったため、最終2桁に残るために日付変更時点で25位のところまでなんとか上げ切るという苦しい対戦になりましたが、無事に一定の結果を残すことができて良かったです。

伝説環境でも相棒のサーナイトカイリューと結果を残すことができたのは自信につながります。

知る限りだとシーズン15の最終2桁で唯一のサーナイト使い、グラードン使いのようです。

(以下、常体・略称等使用)

 

【構築経緯】

ランクマでは初となる伝説解禁ルールで、1体だけ使えるならやっぱり一番好きでWCSルールでも使い慣れているグラードンを軸にしたいと思い構築を組み始めた。

グラードンを採用する上で、相棒でもあるカイリューはタイプ相性の補完に優れ、伝説環境でも通用するだけの火力、耐久があると判断したため採用を確定。

もう一体の相棒のサーナイトはやはり受け系統に対して隙を見せない立ち回りが可能なことと、環境に多くグラードンが不利なラプラスを楽に止められることから採用を確定。

イベルタルがトップメタとして初期に幅を利かせていたため汎用性が高く、イベルタル、ゼルネアスをまとめて相手にできるミミッキュ+チョッキマリルリを補完として採用、同じくトップメタであるザシアンに対して後出しから勝つことができ、環境に非常に多かった壁展開を無視して一方的に高火力を押し付けられるHBシャンデラを採用して構築が完成した。

初めはザシアン、ムゲンダイナを一方的に落とすことができ、カイオーガの後出しを許さないスカーフ型で使用していたが、ランドロスに一方的に切り返されたりそもそも火力が足りずにラッキーで受けられたりと全くグラードンの強みを活かせなかったため方針を変更。

グラードンの圧倒的に高水準な火力、耐久と中速帯をまとめて上から叩ける素早さに注目し、剣舞+広い技範囲と素の耐久とダイアースによる特防上昇を絡めた対面から相手を制圧していく型を軸にすることにした。

グラードンの型が確定したことで残りのポケモンも自然とそれに合わせた形で型が決まっていき、今回の構築が完成した。

以下、個別の個体紹介へ

 

【パーティ紹介】

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カイリュー@こだわりハチマキ

特性:マルチスケイル

性格:いじっぱり

努力値:AS252 余りH

 

前作から使い続けている相棒ポケモンを今作では初紹介。

特に愛着のある個体のうち、今回のルールに合わせて、自分が初めて対戦を始めるときに育成した物理型の個体を採用。

グラードンを使う上で竜、飛行の耐性は非常に相性がよく、苦手な草、水を半減にできることから立ち回りをしやすくするためサイクル戦の相方として瞬発力のある型に。

グラードンダイマックスを積極的に切っていきたい型となっているため、ダイマックスをせずに強く、伝説相手にも火力負けしないハチマキ型とした。

特化ハチマキ逆鱗はまともに受けられるポケモンがいないため、グラードンとの物理での役割集中や強引な物理受けの突破も担ってくれて非常に強力な駒となった。

神速による強力な縛り性能、削り性能もあり選出して腐ることがないことからとても使いやすいポケモンとなった。

サンムーンの頃からカイリューを相棒として使い続けているが、このポケモンを雑に使い捨てることができる構築を組めたと時が最も強力な立ち回りをすることができると思っている。

強力なステータスと特性を持っていることから相手への圧力が高く、雑に高火力を押し付けて一方的にこちらのペースに持っていくことができて仕事をしやすかった。

自分より遅い相手を楽に破壊できる点がシンプルに強い。

 


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サーナイトきあいのタスキ

特性:トレース

性格:ひかえめ

努力値:HS252 余りC

調整意図:水ウーラオスの連撃を耐えるためと、ラプラスと撃ち合うためのH振り

     特性を利用して相手の素早さを判別するための準速

     それなりに火力も欲しいため補正あり

 

いつも使用している個体とは違う、2019WCS予選で自分を全国一歩手前まで引き上げてくれた個体を伝説戦に合わせて再調整。

グラードンと同じくらいの選出率で、おそらく2番目に選出している。

グラードンを使う上で、どうしても素早さ種族値90というラインが足かせとなっていたところ、グラードンが上から制圧されるスカーフカイオーガ、ザシアン、ムゲンダイナ、キュレム等の足を奪える電磁波を採用したところこれが環境に突き刺さった。

また、電磁波を使わなくとも特性の発動順で素早さ関係が把握できるため、初手で相手の型判別とこちらの試合展開を決められる点が非常に強力であった。

基本的にサーナイトより速い相手はグラードンより速く、遅ければグラードンが上から動けることが確定する(80~90族の間の半端な数値で止めてるケースが少ないため)。

自分より速い相手に電磁波を入れることでグラードンの一貫を作りやすく、ラプラスザシアンに対して相手のダイマターンを稼ぎながら起点になることなく展開できる点が非常に優秀。

他の電磁波持ち(襷ウツロイドミミッキュ、オーロンゲ、サンダーなど)と異なり、技範囲が広く火力も十分にあり、マジカルフレイムで特殊アタッカー相手に起点づくりができる点が強力。もともとの性能のおかげで受けループ系統に非常に強く、ムゲンダイナのダイマックス砲を無効にして一致弱点をつけることから強引なダイマックスで切り返すことも可能という他にはない強みを持っている。

元々の特殊耐久のおかげで特殊毒技程度では簡単には落とされない。

こちらを詰ませようとするたくわえるヌオーをトレースで無力化できることから、基本的に受け系統には一方的に有利に立ち回れる。

襷持ちなので殴る、麻痺させる、特攻を下げると何かしら役割を果たした上で後続につなげてくれる。

フェアリー、エスパー、ほのおの範囲を受けられる相手は少なく、環境に多い特殊受けのバンギラスには抜群、ハピナスにはサイコショックがあるためあまり悠長なことをさせない程度の圧力がある点が他との最大の差別化だと思っている。

このポケモンをうまく刺せた試合は基本的に負けなかった。

ちなみに調整効率はこれでいいのかよくわかっていない。

ちゃんと計算するほど余裕がなかったため。

偵察兼受け崩しとして最高の活躍をしてくれた信頼の相棒。


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ミミッキュ@いのちのたま

特性:ばけのかわ

性格:いじっぱり

努力値:HA252 余りB?

 

いつもの実力採用枠。

伝説戦においては珠がないと火力が足りないと判断して珠で採用。

影うちで黒バドを常に縛れる点が優秀なのと、ゼルネアスに対して圧倒的な切り返し性能を持っていることから火力特化の剣舞トリル型で使用。

火力、耐久共にぎりぎりのラインなため、トリックルームのターン管理と火力増強をどういった順番で決めるかどうかが重要となる。

トリルターンの管理に関しては自信があるため、ミミッキュ1体で無理やり切り返す試合も何戦かあった。

かたやぶり持ち以外には何かしらできる一般ポケモン界のエリート。


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マリルリとつげきチョッキ

特性:ちからもち

性格:いじっぱり

努力値:HA252 余りD

 

久しぶりに帰ってきた人生初レート2000の構築の1体。

使っていない期間は長かったがいつでも絶大な信頼を寄せている。

冒頭でも話したが、イベルタルカイオーガに強く出られる一般ポケモンが欲しいと思い採用。

使ってみてからカイオーガには勝てないことが判明したが、一般ポケモンの中でも特に単体での性能に優れ、ミミッキュからつなぐトリルエースとして非常に強力なこととメインウエポンの一貫性が高いことから、基本選出ができない相手に対して強く動くことができた。

特殊相手の撃ち合いに強い点と、相手の壁展開を瓦割で許さない点が強く、ダイストリームを連打すれば並みのポケモンでは受け切れない火力があることから制圧力もなかなかのものがある。

ミミッキュマリルリも対ゼルネアスの際に相手のフェアリーオーラの恩恵を受けて切り返すことができる点が強かった。


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シャンデラ@たべのこし

特性:すりぬけ

性格:ひかえめ

努力値:HB252 余りC

 

ウルトラサンムーン時代に最も信頼していた個体を満を持して採用。

ザシアンから明確な打点をもらわず、返しの攻撃で強力な負荷をかけていける点が強力で採用。

ここまで防御に振ればザシアンのきょじゅうざん+ワイルドボルトくらいまではダイマなしで耐えることができる。

確実に仕留めにいくなら、ダイマックスすればかみくだくでも耐えるはず。たぶん。

耐久振りザシアンは火炎放射で落とせないため、相手の構築を見ながらどのように立ち回るかを考える必要がある。

特性で壁を無視できるため、ラプラスに展開された状態でもグラードンのひでりと組み合わせてザシアンを処理したり、無理やり瞑想トリルを決めて自分で試合を決めることもできる。

あまりやりたくはないが、壁+ゼルネアス展開に対して瞑想を積みまくってからのトリルダイバーンで3タテすることもできる(麻痺でしびれない前提)。

不一致物理弱点では基本的に倒されないので、サイクルでのダイマターン枯らしや圧倒的不利盤面からの逆転など多くの勝ちを拾ってくれた。

初手のブラックキュレムマリルリグラードンが無償で2タテされた際に、ダイマターンが残ったキュレムバシャーモ、アーマーガア相手に3タテして切り返すという大役を果たしてくれた。

グラードンと同時選出することでお互いに水技を軽減し、シャンデラの炎技を強化することができる点が相性がよく強力だった。

ここまで耐久に振ることでいろいろと相手から見えない勝ち筋が生まれるほか、カイリューの天敵のポリゴン2に瞑想と独特の耐性を活かして一方的に有利に立ち回れることから強いと思ったが、あまりいなかった。。。

対伝説に非常に強かったため、このポケモンはさらに評価されてもいいと思える。


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グラードン@ラムのみ

特性:ひでり

性格:いじっぱり

努力値:AS252 余りH

 

構築の軸にして、伝説戦では常に使い続けてきた伝説ポケモンの相棒枠。

伝説のポケモンで一番好きなポケモンなため、このポケモンをいかに通すかというところから構築を組み始めた。

もともと性能については熟知しているため、広い技範囲と高い火力をいかに押し付けていくか、また相手のエースと対面した際は確実に打ち合いを制することを意識するようにした。

技構成は最大火力の断崖の剣、天候を活かした打点となる炎のパンチ(対テッカグヤへのダメージ重視)、浮いている相手に打点をとるためのストーンエッジ、崩しと制圧のための剣の舞で確定。

命中不安ではあるが、特化断崖の剣でないとぎりぎり受けを崩しきれない可能性が高いこと、断崖の剣がカッコいいことからこの技を使い続けた。

実際に非ダイマ時にも高い火力が出せたり、ヌオーやラッキーが2発で落とせる場面が多かったりとこの選択は間違っていなかった。

ただ、何試合もこの技に泣かされてきたため、ここは命中と火力のどちらをとるか個人差が出ると思う。

相手のエース格の速いポケモンサーナイトで機能停止させることで圧倒的な制圧力を発揮できる。

特に、素早さ関係さえ無視できれば対伝説でグラードンが倒せない相手はほぼいない(剣舞1積みまで考慮)ため、誰も注目していなかったけれど環境に刺さっていたと思う。

終盤増えていた日食ネクロズマには明確に有利が取れるため、最後まで環境に振り回されることなく戦いきることができたのは大きかった。

サーナイトで素早さ判定をして選出を割り出した際に、相手の選出がグラードンより遅いポケモンで固まっているとかなり立ち回りが楽になる。

受け構築はヌオー以外誰も対面からグラードンを受けることができず、ヌオーもグラードンの特化断崖に後出しができないため受け構築にはほぼ負けなしだった。

多くの上位プレイヤーがグラードンは戦えないという評価を下していたが、素早さをサポートする立ち回りを確立すれば伝説屈指の対面性能の高さを生かして一方的に相手を制圧することができて他人が思っているよりも強力なポケモンだった。

ただ、扱いが特に難しいポケモンであることも事実だとは思うので、使い慣れていないとあまり強さを実感できないのかもしれない。

ただ、間違いなくこのシーズンを勝ち切れたのはこのポケモンの力のおかげ。

誰にもマークされないところから規格外の性能を押し付けるのは、特に上位での対戦で自分が勝ち切るために大事となった。

 

【まとめ】

選出パターンとかは正直説明しきれない部分(経験や直感)が多くて書ききれない。

ただ、受けループ相手にはグラードンの範囲が優秀でほぼ負けなしだった。

サーナイトグラードンシャンデラorカイリュー

といった選出が多めで、サーナイトが出せないときはミミッキュマリルリなどの選択肢を考える感じだった。

 

【最後に】

今期は冒頭でもふれたように、ムゲンダイカップの出場権がかかっているなかで最終日に満足に潜れないというきつい状況でした。

そんな中、瞬間30位なら保存していいかとかちょくちょく甘えた考えを持っていたところをビエラチャンネルリスナー友達で最終7位のアーデルさん(

S15 最終7位 バドランド開園! - アーデルのヨクバリ日記)が瞬間1位をとったりしているのをみて刺激を受け、自分がやれるところまでやってやろうと思って最後にぎりぎり2桁に残れるところまで上げ切っておくことができました。

他にも、たくさんのポケモン友達が応援をしてくれたおかげでこうして無事に大会出場権をとることができました。

育成のための飴集めを手伝ってくれたり、息抜きにビエラメンバー限定大会の構築を一緒に考えたり、仕事終わりに頑張れる素敵なお疲れイラストをくれたり、心休まる画像を送ってくれたり、結果の中間報告に応援メッセージを送ってくれたりとたくさんの親しい人たちに支えられて結果を残すことができて幸せだなあと思います。

次に挑むときは相棒と共にさらに上を目指していけるように、これからもプレイングを磨いていきたいですね。

サーナイトグラードンの限界はまだまだこんなところではないというのを証明できればうれしいです。

追記:ムゲンダイカップにもこの構築で挑み、最上位プレイヤーにも何試合か勝つことができましたが、勝ち越すところまではいかずに悔しい結果に終わりました。

それでもたくさん応援してもらえて本当に嬉しかったので、いつか親しい人たちの応援にも応えられるようになりたいです。

【ホントの最後】

自分はたまたま好きなポケモンを使うときが一番実力を発揮できるおかげで「好きなポケモンで結果を残している」という評価をしてもらうことが多いけど、これは決して縛りのようなものではなくて、他の人が採用率上位を使うように、自分にとっては相棒ポケモンを使うときが一番勝てるから使っているということだけ伝わると嬉しいです。

たぶん無理して使うくらいなら使わないし、実際にメガシンカを失った相棒の1体であるクチートを未だに使ってあげられていないのに、そんな評価で甘やかされていてはいけないと思っているので。

これからも頼りになるポケモンと、楽しませてくれる友達たちと楽しくポケモンができればこれ以上に嬉しいことはないです。

 

ありがとうございました!

【剣盾シーズン9ダブル最終81位・レート1940】サーナイト&シャンデラ&キリキザントリル

【サナシャンキザンのトリックルーム

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シーズン9お疲れ様です(シングル構築記事ぶり2回目)。

 

やっすんです。いつもはシングルを中心に対戦していますが、今シーズンは両ルールで相棒のサーナイトと最終2桁を達成できたので、初めてダブルの構築記事を書いてみます。

 

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今シーズンはダブルでは初めて最終2桁をとることができました!

自身のダブル最高レートも更新できたと思うので、ダブルバトルのほうもようやく自身がついてきた気がします。

先にシングルの構築記事も上げているので、よければ一緒に見ていただけると嬉しいです。

yassunpokemon.hatenablog.com

 

ダブルのほうはシングルほど理解度が高くないので、構築内容の紹介程度ですがよければ見ていってください。

 

【構築経緯】

 

とりあえずサンムーンのときから使い慣れているサーナイト軸のトリル構成を組むところからスタートしました。

シャンデラキリキザンはこれまで何シーズンか使ってきて使用感が肌に合っていたので継続してダイマックスエースとして採用、サーナイトシャンデラキリキザンを生かす上でガオガエンとゴリランダーのねこだましと特性が非常に相性がよさげと思ってこの2体を補完で採用、最後はウーラオスが重たいためトゲキッスを採用して構築が完成しました。

 

以下より個別の紹介をしていきます!

(常体、略称等を使用します。)

 

【パーティ・個体紹介】(努力値の細かい配分合っているか若干あやしいかもです。)

 

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サーナイトきあいのタスキ

特性:トレース

性格:ひかえめ

努力値:HC252余りD

 

 

ダブルではサンムーンからずっと軸で使い続けている相棒ポケモン

高火力かつ絡め手に優れているため、同タイプのブリムオンと比較すると非ダイマックスでの運用にはサーナイトのほうが適していると感じる。

ふういん、サイドチェンジなど豊富な絡めてを覚え、かつ広く認知されていることからこちらの攻め手を読まれにくいのが大きな利点であると思う。

ダブルバトルでは攻撃技はムーンフォースがあれば十分なので、残りをプレイスタイルに合わせてカスタマイズできる点が非常に魅力的なポケモンだと思う。

今回は味方影うちでシャンデラの弱点保険を起動する役とトリル始動役を任せていたが、構築全体のパワーを底上げしてくれてとても活躍してくれた。

極まれにサーナイトダイマックスする展開があるため、そういった立ち回りも選択肢としては考えておくとよいと思う。

シャンデラキリキザンとの相性が良い点と、ゴリラガエンの猫蜻蛉サイクルとトリルを合わせて盤面を支配できるところが使いやすかった。

トレースでいい感じの特性を引けるとまたおいしいのも、実力で劣る分を埋めることができて自分に合っていた。

 

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トゲキッス@ピントレンズ

 

特性:きょううん

性格:ずぶとい

努力値:HB252余りどこか

 

こちらもシングルと同じくビエラさんに交換でいただいた個体を使用。

しっかり相手をしばいてくれた。

シャンデラキリキザンのエース2体がどちらもウーラオスを苦手としているため、この構築には欠かせないポケモンだった。

受けの配分ではあるが、ダイマックスすれば火力は申し分ないのでいけるならキッスでのダイマ展開も割と使っていた。

 

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シャンデラじゃくてんほけん

特性:もらいび

性格:ひかえめ

努力値:HC252余りB

 

ダイマエースその1。

味方影うちからの保険発動シャンデラの火力はダイマックス相手でも一撃で沈めるくらいの火力がでる。

そもそもサーナイトシャンデラの並びで初手味方影うちからダイマ技が飛んでくると読める人はさすがにいない気がするので、強い。かもしれない。

エース運用兼相手次第ではトリル下運用にするため、素早さには振らずに耐久重視。

行動順を明確にするために、サーナイトトゲキッスと素早さの実数値に差が出るようにした記憶があるけど、詳しくは思い出せない。

 

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キリキザン@いのちのたま

特性:まけんき

性格:いじっぱり

努力値:HA252余りB

 

ダイマエースその2。

威嚇に強く、ダイマトゲキッスを一撃で落とせるだけの火力があるエースポケモン

命の珠を持つことで微妙に足りない火力から大満足の火力へと進化するのが偉い。

珠ふいうちはかなりの火力が出せるので、非ダイマで運用してもある程度の活躍が見込める。

ダブルではガオガエンの処理を早めたいので、打点を取れていろいろ便利な瓦割を採用。悪技はダイマックスすれば撃てるのでふいうちだけでもなんとかなる。

 

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ゴリランダー@とつげきチョッキ

特性:グラスメイカ

性格:いじっぱり

努力値:HA252余りD

 

エースをグラスフィールドでサポートしつつ猫でトリルやサイクルの補助をする枠。

エースが2体とも地震に弱く、ゴリランダーがグラスラで縛ってくれるとかなり動きやすいため採用。

刺さる相手にはダイマックス運用もしていきたいので火力の出せるHAにしてみたが、耐久面で困る場面はなかったのでよかったのだと思う。

サブはストリンダーやセキタンザンへのとおりを重視して馬力採用。

 

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ガオガエン@フィラのみ

特性:いかく

性格:いじっぱり

努力値:HA252余りD

 

世界王者も認めるHAぶっぱガエン!

チョッキを持たせたいけどゴリラに奪われたので、役割は変えずにきのみで代用。

こっちもサイクル補助が役割ではあるが、刺さる相手にはダイマックスで攻めていきたいので火力を出せるHAで採用。

特に耐久がぎりぎりなシャンデラの補助として威嚇が重宝した。

WCSで最強の伝説ポケモンとして活躍した実力は健在。

 

【選出パターン】

 

サーナイトシャンデラ+2体

 

 リザードン軸にはこの並びがおすすめ。エースバーンに対してもこの並び+ガオガエンで出していきたい。

 

トゲキッスキリキザン+2体

 

 

 バンドリにはこの並び+ゴリラガエンがおすすめ。

 

他にはあまり上手に説明できそうにないのでこの程度にしておきます。

こういった感覚的にプレイしている部分を言葉にできるとまた強くなれるかなと思ったりもしますが、、、

 

【最後に】

 

交流してくださってる方や感謝している方への言葉はシングルの記事で述べているため、今後の抱負でも書いておこうと思います。

ダブルバトルでの目標はINCの予選を突破して全国に出場することなので、その目標に向けて今後もしっかりと勉強していこうと思います。

自分がダブルバトルを本格的に取り組み始めたのはウルトラサンムーンのWCS2019ルールからで、きっかけはビエラさんの放送を観ていて紹介していたポケモンの型を参考にしたら勝てたからというのが始まりでした。

一度はまるとシングルと同じぐらい楽しいルールなので、シングル勢の方も試しにと思ってダブルバトルを始めてもらえるともっとポケモンが楽しくなると思います。

自分自身、ダブルの動画を楽しめるようになって、その動画からさらにダブルの勉強ができてすごくポケモンが楽しくなったので、少しでも興味があれば手を伸ばすことを強くお勧めします!!

以上!

 

【剣盾シーズン9シングル最終32位・レート2109】妖精乱舞のサーナイト軸

【妖精乱舞のサーナイト軸】逆転のサイクルトリル

 

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シーズン9お疲れ様です。

やっすん(@yassunbaseball)です。今シーズンはこれまで使ってきたサーナイト軸の構築の集大成となったシーズンなのでしっかり記事に残したいと思います。

 

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シーズン1以来の最終2桁&最終の自己最高順位の更新、最終レート2100超えとかなり満足のいく結果を残すことができました。

さらに、別で記事を書こうと思っていますが、ダブルバトルでも相棒のサーナイトと共に最終2桁を達成したのでそちらの記事もよければ読んでいってください。

 

【構築経緯】

自分が一番強いと信じてシーズン1から使い続けているサーナイトを軸に、シーズン1から少しずつ個々の型や6体の組み合わせを調整し続けてきた結果、今シーズンの構築はこれまで組んできた中で一番自信を持てる形に仕上がりました。

構築の軸となるチョッキサーナイトダイマックス環境と相性が良い特性と積み技の展開速度が速いキリキザン、この2体と相性補完がとれるシャンデラ、トリル使い最強のミミッキュの4体は型や持ち物を変えながらもシーズン1からずっと使い続けてきました。

ここにチョッキサーナイトと役割補完が一番取れて、2体で相手を詰ませにいけるアッキじわれカバルドンと対ウーラオス兼高速アタッカーのトゲキッスを加えて構築が完成しました。

 

以下より個別の型紹介をしていきます!

(常体、略称等を使用します。)

 

【パーティ紹介・個体紹介】

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サーナイトとつげきチョッキ

 

特性:トレース

性格:ひかえめ

努力値:H252 B68 C188

調整:CをH振り水ロトムムーンフォースで確定2発、余りB

 

自分にとって最高の相棒。上位帯での大勝負で必ず活躍してくれる一番頼りにしているポケモン。選出率はこの構築でトップ、ほとんどの試合で選出していた。

構築の軸であり、対特殊アタッカーの撃ち合いのスペシャリスト。

トゲキッスカバルドンがいることでロトムを呼びやすいため、相手のロトムに合わせて崩していく動きが強力。

ロトムと対面することで、ロトムを捨てるかボルトチェンジで裏に負荷をかけるかの2択を仕掛けることができ、チョッキを持たせていることでロトム対面で裏読みを入れる余裕がある点が一つの強み。

ロトムを捨てればカバルドンで詰む、ボルトチェンジで引けばサイクルが不利になるという選択をせまれるのはサーナイトの火力と技範囲があってこそ。

そしてサーナイト自身の元々の強みとして、受け構築にめっぽう強いという点がかなり構築に柔軟性を持たせてくれた。

サイコショックを採用することでハピナスで止まらなくなるので、アタッカーのいない純粋な受け回し選出であればサーナイト1体で崩しにいける。

サーナイトだけでは崩しきれないラッキー採用やポリゴン2採用の並びにはあとから紹介するシャンデラキリキザンと合わせることで対処できるため、対受けループ系統には負けた覚えがない。

最後に、この型で採用した際の最大の強みとして、環境トップの一角であるダイマトゲキッスに対して撃ち合いでほとんどの場合強く出られるという点が大きかった。

ダイサンダーで確実に高打点を出せるため、受けだしからダイマックスで切り返すという無茶な立ち回りにもしっかり答えてくれた。

環境には減っていたが、対キョダイラプラスに関してもチョッキとマジカルフレイムで一方的に封殺できるので、壁ターンまで枯らして一方的に切り返すことができる。

あとは個人的に特に気に入っている点が、天然アッキピクシーのような詰ませ性能の高いポケモンをトレースすることで能力上昇を無効化し、回復の余裕を与えずに倒しきる点になる。

トレースという特性が最近の環境で非常に強力で、リベロや適応力、天然、再生力などうまく立ち回ればこちらのほうが活用できるような特性が増えたことで価値が上がってきたように思う。

技範囲の広さも一級品で、タイプ一致のエスパー技はあまり注目されないけれどフェアリーとの相性が良く、サブで採用しているマジカルフレイムは追加効果優秀と一致技との補完に優れる、10万ボルトはあまり警戒されないため対水タイプ(ギャラドスアシレーヌ)や一貫をとるときに非常に便利。

立ち回りとしては、裏に置くよりも相手の初手ロトムアシレーヌなどが読める場合は積極的に初手に合わせていけると序盤から有利が取れる。

特にアシレーヌは瞑想の起点にしようと居座ってくることが多く、10万ボルトやサイコショックで一方的に倒すことができて展開を楽に進められた。

技範囲と火力に優れるアタッカーであるため、HPが少しでも残っていれば立ち回り次第では切らずに残しておくという動きが強かった。

サイクル下でトリルから切り返すのが一つの強い勝ち筋となっているため、トリル展開用のクッションや展開後の詰めのアタッカーとして生かすことができる。

HP残り僅かの状況からでもダイマックスで強引に勝ちを奪い取ってくれて、本当に頼りになる相棒だった。

 

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シャンデラ@たべのこし

 

特性:すりぬけ

性格:ひかえめ

努力値:HD252余りC

 

環境トップの一角であるポリゴン2ダイマックスせずに起点にしていける型。

ポリゴン2性能においては最高クラスの実力だった。このポケモン以上にポリゴン2に対して強く動けるポケモンはいないんじゃないかと思う。

元々はHB襷トリルで使っていたポケモンだが、サンムーン時代と違い弱点を無理やり耐える調整ではなく、等倍の高火力を耐える調整にしないと耐久を活かしずらいと感じたため、弱点を突かれやすい物理方面ではなく特殊方面に寄せてみた。

結果は大正解で、対ポリゴン2で一方的に瞑想の起点にしていける、さらに相手から打点がなければ突破する前にトリルを張ることで裏にも高火力の一撃を加えることができる。

HDに振ったことでサーナイトが選出できない際の対特殊アタッカーの役割も担うことができ、この選択が今シーズンの結果に大きくつながったのは間違いない。

H振りだけでも並み以上の物理耐久はあるため、たべのこしでうまく体力管理をしつつダイマックスを切る動きも強力だった。

独特の耐性のおかげで無理やりエースバーンを相手することやトゲキッスを相手することもできるため、構築を支える枠として非常に頼りになった。

特性すりぬけのおかげで壁展開やみがわりに強く、特にみがわりエルフーンに嵌められなかったり、みがわりポリゴン2に対して強力なアドバンテージをとれることからこの構築においてはすりぬけが合っている。

シャンデラはスカーフや襷での運用が基本だと思われており、安易にポリゴン2を後出しされたりするためたべのこしと瞑想の組み合わせが体力管理もできて強かった。

Dに振ったことにより、元々高いCと合わせて瞑想を積んだ際の効率がすさまじく、トリックルームを絡めて無理やり相手を崩していくこともできた。

たとえ麻痺しても、しびれて動けなくてもポリゴン2には負けることがなかったのは頼もしかった。

ダイマックスを使わずにポリゴン2を突破するという現環境で最高峰の役割をこなしてくれて本当に強かった。

 

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トゲキッスこだわりスカーフ

 

特性:てんのめぐみ

性格:ひかえめ

努力値:H54 C252 S204

調整:スカーフ込みで最速エースバーン抜き 余りH

 

構築の最後のピースとして加わった対ウーラオスを担う高速エース。

個体は2015年世界王者の実況者ビエラさんに交換でいただいた個体。

高いステータスと一貫性の高い特殊飛行技が頼りになるオールラウンダー。

ウーラオスダイマなしで突破することに重きを置いているため、スカーフ以外に上をとれるスカーフでの採用。

最大限火力をとりたく、ドラパルトはキリキザンで相手すればよいと考えていたためひかえめのC特化で採用。
ひかえめにするのであれば素早さは最速エースバーンを抜ければいいと考え、ダイマックスで撃ち合うときに少しでも耐久が確保できるように余りをHに振った。

上位に多いウーラオスが構築単位で重たいため、ウーラオスと他のポケモンをまとめて相手にできるトゲキッスを採用した。

ビエラさんからもらった個体という精神的アドを稼ぐことで少しは影響があったかもしれないし、なかったかもしれない。

トゲキッスを採用することでロトムポリゴン2といったサーナイトシャンデラの役割対象を呼び込むことができたので、そういった面でもしっかりと役割を果たしてくれていた。

対ウーラオスのみを目的として採用したので、これ以上は特に語れることがない。

 

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ミミッキュ@いのちのたま

 

特性:ばけのかわ

性格:いじっぱり

努力値:HA252 余りB

 

今作最強のトリックルーム要員。剣盾環境のトリル構築はミミッキュなしでは成り立たないといっても過言ではないと思う。

相手へ圧力をかけてターン稼ぎを許さない兼ミミッキュ自身もトリルエースとなれるように命の珠で採用。

A特化の命の珠ミミッキュは火力が相手の想定を上回ることが多く、ラスト1体の状況からトリル+ダイマックスで3タテを決めることも多々あった。

他のポケモンが明確に役割対象を持っているのに対して、ミミッキュギャラドスへの切り返し以外は他が役割を担っているポケモンを無理やり突破する役割が多かった。

トゲキッスやエースバーンなどがいるが、役割を担うポケモンが他に抑え込まれているという状況でダイマックスやトリルを絡めて無理やり突破していく立ち回りが強力だった。

ウオノラゴンに関してはミミッキュを選出しないと構築が崩壊するため要注意。

化けの皮を生かしてサイクル下でトリルを展開する立ち回りが非常に強く、トリックルームの扱いに一番自信があるためプレイングとの相性がとてもよかった。

数的有利を維持していけば、先にダイマックスを切っていてもトリルから相手のダイマックスを切り返していけるため、一手ごとの立ち回りに関しては繊細さが求められる。

 

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カバルドン@アッキのみ

 

特性:すなおこし

性格:わんぱく

努力値:HB252 余りD

 

チョッキサーナイトとの役割補完に優れた環境最高峰の物理受け。

上位はカバルドンで詰めさせてくれるような楽なプレイヤーは少ないので、割と選出誘導の役割が大きかった。

役割対象のエースバーンはミミッキュで無理やり倒すことのほうが多かったが、カバルドンがいるおかげでロトムトゲキッスアシレーヌといったサーナイトの役割対象を呼び込むことができ、構築単位で苦手なドリュウズを止めることができるので最後まで構築に残して正解だった。

技構成は、普通のアッキカバルドンはヘビボン、ボディプレがテンプレだと思うが、サイクル下で負荷をかけるのであればリザードンギャラドスにも打点がとれて砂を再展開できるストーンエッジと流し際や耐久ポケモンを無理やり突破するためのじわれのほうが構築に合っていると感じたためこういった構成になった。

チョッキサーナイトとの並びは同じサーナイトの使い手で自分以上の実力者のナインさんという方の構築を参考にした。

この並びは相手への詰ませるというプレッシャーが強く使いやすかった。

 

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キリキザン@ラムのみ

特性:まけんき

性格:いじっぱり

努力値:HA252 余りS

調整:同速のエアームドに上を取れると嬉しいので。

 

対ドラパルトと受け潰しの鬼。

クチート使いはふいうち無しには生きられない。

環境的に普通に立ち回ろうとしても通すのは厳しいが、トリルと合わせたり剣舞、ダイスチルでの強引な突破や剣舞、ふいうち択を無理やり通すことで強引に通していけると強力なポケモン

扱いが難しい分、ダイホロウへの強引な後出しやガオガエンの捨て台詞への後出し、威嚇ギャラドスを起点にしていくといったほかのポケモンにはできない立ち回りができるため、上位帯では特に刺しに行くことが多かった。

ヌオーがいない場合の受け回しに対して非常に強く、サーナイトと組み合わせることでヌオー入り含むほとんどの受け回し構築をつぶすことができる。

ドヒドイデを起点にする際や、あくびに対して繰り出すとき、ふいうち読みでの鬼火などに対してラムのみが非常に有効に働くため、キリキザンの持ち物はラムのみが一番強いと考えている。

 

【選出パターン】

基本選出:サーナイトトゲキッスミミッキュ
対ポリ2:シャンデラ+2体
対エースバーン:カバルドン+2体orミミッキュ+2体

 

対受け構築:サーナイトキリキザン+1体

 

割と感覚的に選出を考えることが多いので、明確に言えそうな選出パターンだけ列挙。

上位に行くほどに初手にサーナイトを置くことが増えたように思う。

対ポリ2はシャンデラが受けだしから起点にできるので裏において誘い出せるとおいしい。

エースバーンに対するカバルドンは対策されている可能性を常に考え、全体への刺さりを見て処理ルートをカバルドンミミッキュか決める。

受け構築はこの構築にとっては一番相性が良いため、上記の2体で速攻で潰していく。

 

【最後に】

最終30位以内をひとつの目標にしていたため、あと一歩及ばなかったのは悔しかったです。

ただ、今シーズンは自分自身本格的に取り組める数少ないシーズンであったことと、来シーズンから使用ポケモンが制限されることで、サーナイト軸で結果を残して強さを証明できるシーズンとしてはしばらくはこれが最後だと思っていたため、シーズン1の自分の最高最終順位を超える結果を残すことができて嬉しく思います。

サンムーンのときから一貫してトリックルーム構築を使い続けてきたので、今後も自分の得意のプレイングに磨きをかけて頑張っていきたいです。
また、シーズン1のときとは違い、今ではビエラさんのリスナー仲間との交流が増え、最終日に向けて一緒にポケモンをしたり応援してくれたりするポケモン友達ができたことで、以前とは自分の環境が大きく変わったと感じています。

一人でポケモンをやっていたときよりもモチベーションが高まっているので、自己最高記録を更新できたのはビエラさんやリスナー仲間、シングルでいつも楽しみに実況動画を観ているバンビーさんはじめとする実況者の方たちの影響はすごく大きかったと思います。

やっぱり楽しそうにゲームをやっている人を観ていると自分のモチベーションがすごく高まる!

仕事の都合上、来シーズン以降はさらに時間をとるのが難しくなってきますが、その分動画や放送でポケモンを楽しませてもらいたいと思います。

 

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

さらに上の結果を残せるように鍛えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

【剣盾シーズン7終盤最高7位、最終134位】新生サーナイト構築

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お疲れ様です。やっすんです。

シーズン7 では初めて終盤に瞬間1桁を達成できたので、殴り書きにはなりますが構築の紹介だけでもしたいと思います。

6月30日なった時点で7位!

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7月1日の1時ごろ

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ここで今回の構築で初めてエースバーンに負けて最終上位は逃してしまいました。急所でカバが落とされてその後の流れも切れてしまった感。

最終

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今回はこれまで作った構築の中でも一番自信がある構築になります。流れ次第ではさらに上にもいけるくらい自信がありました。

ただ、11位になった時点で躊躇なく対戦に潜ったのは後悔してません。

たぶんあそこで辞めてた方が後悔したと思う。

 

とりあえず構築紹介(レンタルあげてます)

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ベースは前期の構築と同じなので、新規採用以外はそちらの記事を見てくださいm(__)m

ちゃんと構築記事書く余裕がないです!

前期の記事載せときます↓

https://yassunpokemon.hatenablog.com/entry/sanarukakizann

 

以下ちょい雑めで書いていきます。

 

構築経緯は環境破壊のエースバーン、ゴリランダー入りを刈り取ること、そのためにアッキカバと鉢巻アーマーガアを採用。

HBカバルドンとチョッキサーナイトの組み合わせは、前期に同じサーナイト軸の使い手のナインさんが使っていて使いたいと思ったのも大きい。

アーマーガアは、以前実況者のバンビーさんが動画で気持ち良さそうに鉢巻アーマーガアを使っていたのを思い出して採用。

序盤に高火力飛行技を押し付けるのは、相棒の飛行Zカイリューを思い出して気持ち良かった。

半減でも強引に削れるので、積極的に動かして相手を序盤から崩す動きが強かった。

 

あとはエースバーンへの対抗策でもう一つ変更した点が、これまでHC振りで使っていたシャンデラをHBに振り直したこと。

シャンデラはやっぱりサンムーン時代から愛用してる控えめHBが一番使いやすい。

これだけ降ると、ミミッキュのシャドークロー影うちまで耐えられるので、ステロを恐れず積極的に選出していける。

 

【ざっくり個別紹介】

サーナイト@とつげきチョッキ

構築の要であり、選出率8割くらいの絶対的エースの1体。

HBカバルドンと組ませると、互いの弱点を補ってかなり太い勝ち筋になってくれる。

 

シャンデラ@襷

控えめHB252

先ほど語ったとおり、強い。

これでも火力は特攻に振り切った無補正130属と同じだけあるというのが最大の魅力。

 

アーマーガア@鉢巻

A特化、S1上昇で100属抜き、余りH

鉢巻ブレバエグいてぇぇぇぇ!!

 

ミミッキュ@珠

いつもの

 

カバルドン@アッキのみ

ダイマエースバーンにあと投げして確実に勝てるようにアッキ持ち。

受けにも躊躇なく流れるようにワンチャンを掴む地割れ採用。

 

キリキザン @ラムのみ

いつものやつのじごくづきをうっぷんばらしに。

わずかな差だけど、一度乱数が足りなくて勝てなかったからシングルではたぶんじごくづきのがいい。

 

【立ち回り】

基本的に、特殊をサーナイトで潰してカバで詰めていくというのが強かった。

アーマーガアも初手で高火力を叩きこめるので、アーマーガアに対してあと投げされる上位ポケモンはだいたい吹き飛ぶ。

 

【最後に】

雑に書きましたが、よければこの構築をぜひ使ってみてください。

サーナイトカバルドンで詰める動きの強さが伝わると思います。

それでは新環境も楽しんでいきましょう!!

 

 

 

【剣盾シーズン6シングル最終114位レート2110構築】サーナイト・キリキザン・そしてルカリオの共演

【真ガラル式カイリュークチート】新たに相棒になってくれた、サーナイトと共に

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シーズン6お疲れ様でした。やっすんです。

シーズン6で最終日瞬間40位の壁を越えて、23時時点で最高36位を達成できて自分で納得のいく結果を残せたので、この構築を形として残したくて記事を書きました。

この時点で翌日の仕事のために寝たので、最終は3桁まで落ちていましたが、レート2100越えは達成しました。

 

【構築経緯】

サーナイトの強さを信じぬくための構築とは?

いつもシーズン終盤に活躍してくれるサーナイトを最大限活かすための型、構築を模索するところからこの構築が始まりました。

上位でもサーナイトの真価に気付いている人はほとんど見かけなかったので、構築を完成形に持っていけたら頭一つ抜けた結果を出せるとは信じていました。

面白いことに、考え抜いた結果出来上がったのはシーズン1の構築に近い並びでした。

 参考↓(このときは最終レート2232あったと知って腰ぬかしました。)

yassunpokemon.hatenablog.com

 

以下、構築紹介へ移ります。(常体、略語等使用します。)

 

【構築・個体紹介】※レンタルコードあり!

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サーナイト@とつげチョッキ

性格:ひかえめ

努力値:H252、B68、C188

調整はCをムーンフォースでH振りロトムを確定2発まで伸ばして、残りB。

 

この構築の中心であり、現環境で自分が最も強いと信じている型のサーナイト

以前はサポートメインのトリル型を使っていたが、後述のシャンデラへトリル役を任せることでサーナイトの唯一無二の技範囲を最大限生かせるようにした。

タイプ一致フェアリー・エスパーと炎・電気のサブウエポンの組み合わせは打ち分けることで圧倒的な受け崩しの性能を誇る。

そもそもサーナイトは現環境のフェアリーアタッカーの中ではメジャーなトゲキッスを上回る最強クラスの火力を持っているので、この火力を活かしきることができればこれほど優秀な特殊エースはいない。

とつげきチョッキでの採用理由は、技範囲と火力を活かすためにはムンフォ・サイキネ・マジフレまでを確定として、4枠目にどうしても10万ボルトが欲しく、フルアタ構成にするのであれば打ち分け、ダイマックスとの相性、環境適性からとつげきチョッキが一番サーナイトの性能を活かせると判断したため。

とつげきチョッキ+素の特殊耐久の高さでほぼすべての特殊アタッカーとの撃ち合いに勝つことができるのはシンプルに強い。

最大の特徴として、トリルのような絡め手なしで真正面から現環境最強の特殊エースであるトゲキッスに勝てる点が大きい。

トゲキッスに対して受けだしからダイマックスを切ることで、ダイジェットをダイマ込みで2回耐えてダイサンダーで撃ち勝てたり、対面からなら弱点保険であっても撃ち勝てたり、強運トゲキッスであっても余裕で受け切って返り討ちにすることができるので、トゲキッスを軸にしている構築に対して撃ち合いで非常に有利になる。

ロトムトゲキッス程度の特殊アタッカーの並びであれば、サーナイト1体で簡単に押し切っていける。

役割対象は特殊アタッカー全般(特にすべての型のトゲキッスロトム)、受け構築、トリル下でのギャラドスやドラパルトなどの上からなら倒せる相手。

加えて、ラプラスに対しても非常に強く、ちょすいをトレースすれば高打点をとられず、マジカルフレイムを絡めることでダイマを切らず、後出しから壁ターンまで枯らすことができる。

どれだけ強力な技でも、不発同然に終わらせれば何も怖くない。

そして最後に、トレースという特性の最大の強みとして、現環境で切るわけにいかない詰ませ性能を誇る天然瞑想ピクシーを天然をトレースし、タイプ一致技を連打することで返り討ちにできる点がある。

アッキ+瞑想まで積まれてしまった場合にピクシーを処理することは通常だと非常に困難だが、チョッキサーナイトであれば後出しから余裕をもって倒しきることができる。

PPの都合上、つきのひかり込みでも撃ち合いにはほぼ確実に勝てる。

広い技範囲でドヒドイデナットレイ、アーマーガアといったメジャーな受け構築を崩していける(10万ボルトは対アーマーガアとしての役割も大きい)ところも非常に優秀。

対特殊アタッカー、受け構築、トレースを活かした立ち回り等、これだけの強みを持つ高火力広範囲のポケモンは他にはいないため、自分がサーナイトを信じて使い続けてきた理由もすべてここにある。

 

ただし、このポケモンを軸にするためには環境最上位にいるドリュウズが最大の障害となるため、いかにしてドリュウズを刈り取るかが構築単位での最大の課題となった。

 

選出率は7~8割程度はあり、ロトムトゲキッスが流行っているおかげでほとんど腐ることがなかった。

シーズン1から同じ個体で戦い続けている、うちの新たな相棒にして絶対エース。

 

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シャンデラきあいのタスキ

性格:ひかえめ

努力値:HC252余りB

 

ウルトラサンムーンで共に戦い何度もレート2000を達成したすりぬけ個体から孵化させた、自分が最も信頼しているトリル要員。

シーズン3、4以降アーマーガアの数が減って、眼鏡クラスの火力が必要なくなったため、シャンデラにトリル役を任せられるようになった。

このおかげでサーナイトがアタッカーに専念でき、シャンデラはもともと火力とサポート性能の両面に優れていたためバランスのとれた構築に仕上がった。

炎技は火力、命中に優れたオーバーヒートを採用したが、火力ダウンで困る場面がなく、逆に瞬間火力に助けられた場面が多かったので正解だった。

現環境であれば、シャンデラほどのアタッカーならわざわざ呪い等でトリル後に自主退場する必要もないので、対面性能を引き上げるエナジーボールをサブウエポンで採用した。

このおかげで雨パに対してはかなり立ち回りやすくなった。

特性すりぬけは対ラプラスというわけではないが、壁展開の構築や初手ダイマからのまもみがエルフーンなど、通常は対処が難しい相手に対して楽に立ち回れる点が強力だった。

ただ、サイクル戦を想定するならもらいびに分があるので、構築と好みによって一長一短といったところ。

やはりトリルシャンデラは手に馴染む。

 

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ホルードこだわりスカーフ

性格:ようき

努力値:AS252余りH

 

シーズン1から特に変わることなく使っている便利屋。

ミミドラパに圧倒的に強いのと、ドリュウズに対面有利なことからサーナイト軸のスカーフ枠はホルードが最適だと思う。

かみなりパンチの枠は構築単位で穴を埋めたい技を随時採用(アシレーヌ入りならナットレイ対策のほのおのパンチといった感じで)して変えていった。

対ギャラ、キッスに隙を見せたくないのと、アシレーヌラプラスに高打点(アシレーヌへの引き先がいないときの最終手段にも)がとれるので今の並びではかみなりパンチに落ち着いた。

高速高火力でサイクルを回せる点は今シーズンも非常に強かったが、アッキドレパンミミッキュが増えたので対ミミッキュには慎重にならないといけなかった。

特に説明不要の強さなので説明はこの程度で。

 

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ミミッキュ@いのちのたま

性格:いじっぱり

努力値:HA252余りB

 

究極のトリル始動要員。

シャンデラミミッキュを両方入れておけばトリルを張れない相手はいないといっても過言ではない。

以前はウッドハンマーを採用していたが、ミミッキュ自身に崩し性能があったほうが強い構築になると思い、トリル+剣舞の欲張りミミッキュになった。

そして対カビゴン突破要員その1。

じゃれかげ2ウエポンで圧力をかけるためには珠でないと火力が足りないため、こいつがずっと珠を占有している。

終盤の切り返しに化けの皮を盾にした剣舞とトリルの2パターンをその場で選べる点が非常に強かった。相手のダイマラストターンに剣舞→火力が落ちたところでトリルから全抜きといった独特の動きができる点もアッキや身代わりといった、最近流行のミミッキュにはできない強みだと思っている。

展開次第でサポーターからダイマエースへ運用を自在に切り替えられるところにこの剣舞トリルミミッキュの強さがある。

 

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ルカリオ@シュカのみ

性格:いじっぱり

努力値:HA252余りS

 

この構築の最後の穴を埋めた対ドリュウズ最終兵器。

かつてシュカコケコでカバルドンを役割対象にしていた自分を思い出して採用。

構築の5体までがどうしてもドリュウズが重く、ホルードを合わせないとドリュウズに勝てない状態が続き、アシレーヌ、ドラパルト、パンプジングソクムシャ、威嚇ギャラドスなどを試した結果最終的にこいつに行き着いた。

構築に地面技が一貫しているため、ホルードドリュウズといった本来なら1.5匹以上を持っていかれる相手を半減実で無理やり刈り取るのが最大の役割。

襷ではないのは、シャンデラが襷を持って行っていることと、ステロ展開にも対応するためという2つの理由がある。

特に、半減実であれば体力が半分からでもダイマックスでドリュウズに勝てる点が非常に強い。砂かき相手でも1撃は打ち込める点など、この構築には襷以上に相性が良かった。

上記の対策で試したポケモンと違い、ルカリオドリュウズが逃げない、カビゴンナットレイに強い、耐久振り+かみなりパンチでアシレーヌに割と強い、襷警戒でダイマされないorホルードとかがダイジェットから入ってきて耐えられるといった独自の強みがあった。

耐久にがっつり振っているのでバレットパンチ込みで対面に強く、終盤にトリルから再展開も可能なため襷ルカリオにはない強みを発揮してくれた。

剣舞を積む機会が多いので、相手を積極的に崩していける点が強力だった。

高火力格闘技はシンプルに強い。

 

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キリキザン@ラムのみ

性格:いじっぱり

努力値:HA252余りB

 

こちらもホルードと同じくシーズン1からの続投。

サーナイトと並んで、現環境でかなり強いのにあまり話題にならない強ポケ。

カビゴン対策その2(本命)。ルカリオカビゴンと対面する前に消耗していることがほとんどなため。

 

クチート使いにはやはりふいうち択がないと物足りなかった。

ふいうち最高!!!!!!

 

このポケモンの最大の強みは、アーマーガアで止まらない物理エースという点にある。

ほとんどの受け構築はサーナイトキリキザンの2体で崩しきることができるので、対受け構築の勝率はかなり良かった。

キリキザンは特性まけんきによって対ダイマ性能が高く、環境トップのドラパミミッキュに対して非常に強い点が評価ポイント。

特にホルードだけでミミッキュを見れなくなってきたため、キリキザンの高火力が重宝した。

自身のダイマックスも強力であるが、一番の特徴は他のポケモンと違い、このポケモンダイマックスが終わった後に高火力先制技でさらに強くなる点にある。

ダイマックスを枯らされる動きが必ずしも不利にならないというのは他のポケモンにはない大きな強みとなる。

ラムを持つことで鬼火ドラパ、ドヒドイデ、サポートミミッキュ、あくびカビゴン、その他あくび展開系を起点に崩しにいけるため、キリキザンとラムのみは最も相性が良いと考えている。

ダイスチルによって不一致物理弱点相手ならものともしない物理耐久も評価したい。

ここまで優秀でも、いまだに注目度が低く甘く見られがちなので、キリキザンは非常に活躍させやすかった。

 

【基本選出】

・初手ホルードサーナイトキリキザンorミミッキュ

 一番安定する形。特殊相手にサーナイトを繰り出してサイクル負荷をかけ、ダイマやトリルとスカーフホルードを絡めて詰めていく。

 

サーナイトキリキザン+1体クッション役

 対受け構築用選出。2体で崩せるので、対面を思い通りに操作しやすい釣りのポケモンを3体目に選ぶ。

 

ルカリオサーナイト+1体

 ホルードドリュウズがいてサーナイトが他に刺さっていて選出したい場合。

 相手のホルードドリュウズを魂を込めてシュカルカリオで刈り取って、サーナイトが通るようにする。

 シュカのみを活かして地面技に対して無理やり剣舞を決める立ち回りも視野に。

 

【最後に】

ここまで読んでいただいた方はありがとうございます。

これまでの6シーズン、サーナイトが相棒であるカイリュークチートの代わりすごく頑張ってくれて、ここまで頑張ってくれるならこれからは相棒と呼んでも大丈夫かと思い、サーナイトの頑張りが少しでも伝わるような記事を目指してみました。

最終日はツイッター上でもいろんな人が応援してくれたので、とても楽しくポケモンをすることができました。

特にいつもポケモンのモチベを高めてくれるビエラさんやビエリスナーの方たち、楽しい動画を作って楽しませてくれるたくさんの実況者の人にはすごく助けられています。

特に最後の1枠がルカリオに至った経緯にはライバロリさんやバンビーさんの動画の影響がかなりあったと思います。

この構築はルカリオなしでは絶対に完成しなかったので、いつも動画を楽しみにしていて良かったなあと思いました。

シーズン7は仕事の都合であまりポケモンを触れそうにないので、しばらくは実況動画や放送でポケモンを楽しませてもらいたいと思います!

 

新しい環境でどんな構築ができるのか、いまから楽しみです。

皆さん、シーズン6本当にお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【剣盾シーズン3最終日最高42位、最終165位 反逆のサーナイト軸~逆転のトリックルーム~】

 

シーズン3お疲れ様でした。やっすんです。

 

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シーズン3は最終順位は落としてしまいましたが、最終日最高42位、終盤1週間以上2桁維持は達成できたので、この構築の使い納めの意味も込めて構築記事を書きたいと思います。

トリルとサーナイト、もしくはその両方に興味がある方に参考にしてもらえれば幸いです。

 

【使用構築】

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今期までの3シーズン、このトリルサーナイト軸を信じて使い続けてきた。

シーズン1はミミッキュを意識した積み展開が多く、サーナイトを軸にした選出を主軸にしていたが、シーズン3ではギャラドストゲキッスの2体からエースを選ぶ構築が多く火力のあるトリルミミッキュがかなり刺さっていたと思った。

アッキ呪い型は呪いでの流しが強力だが、ミミッキュを最後まで残してから攻めに転じられる点と、ダイマ相手へのダメージ量に関しては珠ミミッキュの方に分がある。

 

環境とともに大きく変わったのはその点かなと。

 

【構築経緯】

一度信じたものを最後まで信じぬく。すべてを一から考え抜いて、現環境で自分のプレイングと最も相性が良い構築はこれ以外にない。

シーズン2を迷走したまま終えた時に誓った通り、シーズン3は全試合この構築で戦い抜いた。

また、シーズン1で結果を残してから嬉しいことにたくさんのポケモン関係のフォロワーの人が増えて、自分でもサーナイトの使用感とかを調べたりもしたけれど「愛がないと使えない」「マイナーポケモン」「好きだけど対戦では通用しないからつまらない」といったマイナス評価を受けていることが多いのが目についた。

今回のタイトルはサーナイトと共にそういった逆風に抗う意味を込めて名付けた。

本当なら最終30位以内をとって多くの人の目を覚まさせる結果を示したかったけれど、40位から上に上がれない自分のプレイングがまだまだ甘かった。

 

【個別紹介】(調整、技構成はシーズン1の記事参照)  

yassunpokemon.hatenablog.com

 

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 サーナイト

剣盾で一番最初に育成した始まりのポケモン。この構築の原点。

シーズン3ではおそらく選出率は6体のうちでは一番低くなっているが、他の5体では崩せない並びを崩してくれるこの構築になくてはならない存在。

あといまだに選出時間切れで上3体になったときになぜか初手で無双して勝たせてくれる。本当は戦局が見極められるまでとっておきたい駒だけれど、案外こいつを初手に繰り出すのは強いのかもしれない。わからない。

サーナイトは環境トップのカビゴンに対してほとんど役割が持てないため選出率を落としているが、カビゴン自体はシャンデラキリキザンが崩しにいけるため特に問題ない。

このポケモンはシーズン1の頃から言っていたが対受け回しに対する性能がかなり高い。積み技を絡めなくても妖・超・炎の技範囲と素の特攻だけで受けを突破できて、今作の受け構築に多い高速アタッカー(サザンドラ・ドラパルト等)の後出しを許さない攻撃範囲を持つためドヒドイデ等に有利対面を作れば早い段階で相手のサイクルに負荷をかけていける。

数的有利をとってしまえば自身でダイマックスを切って押し切ってしまえるし、有利対面からの負荷だけでも裏のシャンデラキリキザンなどの詰め筋を通すための有効な突破口となりうる。

一点だけ注意したいのが、3対3の状態からではサーナイトダイマックスでは相手を崩し切るのが難しいこと。サーナイトで詰める場合は相手が残り2体になるまでは我慢したほうが強い。

相手が2体のときと3体のときとでは当然相手側の受けの選択肢の幅に大きく差が出るので、この1体分の差が広い技範囲を打ち分けるサーナイトには非常に大きくなる。

うちのキリキザンのような強力な積み技で崩すタイプは有利対面から3体崩していく動きも可能だが、サーナイトは有利な場に立たせるだけで相手に圧力をかけていける点に強みがあるのでこればかりは仕方ない。

ここからシーズン3で新たに得た強みについての話になるが、終盤の受けサイクルの駒に新規解禁された天然ピクシーがおり、このポケモンはアッキの実を絡めるなどすると抜群技でも倒せないほど詰ませ性能が高い。

一度起点にされると取り返しのつかないことになりかねないポケモンだが、サーナイトは特性天然をトレースすることでお互いの能力変化を無視することができ、お互いの火力と耐久、素早さ関係からこの型のピクシーはつきのひかりのPPが切れるまでにサーナイトを落とし切ることが難しい。

一見回復で受け切られているように見えても、ムーンフォース連打に対して攻めにいける余裕がなく、つきのひかりもPPが8しかないためどれだけ瞑想を積めていても無振り無積みの火力ではサーナイトに対して有利を取れない。

自分の構築はオーバーヒート後のこだわりシャンデラやこだわりホルード、特殊ドラパルト、ミミッキュなど対面から起点にされやすいポケモンが多く、能力が上がった段階ではキリキザンでも押し切れずに倒されてしまうため、この点で対受けサイクル、詰ませ展開に対して強く出れるサーナイトが非常に活躍してくれた。

また、もう一つの重要な役割として、相手の構築に対してミミッキュを積極的に投げていかないといけないときに、ミミッキュのHP管理を気にせずにトリル展開を仕掛けていけるというものがある。

初手や序盤にミミッキュを投げていかないと後の展開が作れない状況で、終盤の詰め筋としてトリックルーム展開も仕込みたいときにこの2体のトリル始動役を採用したことが生きてくる。

特にガマゲロゲやインテレオンなどは後手に回ると試合が崩壊するため、広い範囲に役割を持てるミミッキュを雑に初手に置くことで選出負けしない立ち回りが可能となる。

逆にミミッキュの通りがよく終盤に珠ミミッキュダイマックスして一掃したい場合にも、サーナイトがトリルサポートをすることでミミッキュの火力を最大限生かすことができるようになる。

ここまで読むとミミッキュ以外のトリル始動役がいれば別にサーナイトじゃなくてもいいのではと思われるかもしれないが、あらゆる相手にトリル展開を仕掛けていくということを考えるとミミッキュの出せない構築にはサーナイトが刺さり、サーナイトを出せない構築にはミミッキュが刺さるといった攻撃面での補完関係も非常に大事になる。

ミミッキュは幅広い相手に無理なく選出できるが、アーマーガア、ナットレイドヒドイデなどの受けに止められやすく、かたやぶりもちのドリュウズオノノクスルチャブルに対してもトリル展開を通すのが難しい。

サーナイトは新たに炎高打点を得たことでミミッキュを受けに来る相手へ強い圧力があり、かたやぶりもちに対してもドリュウズは無理やりになるが襷を盾にして容易に切り返しが可能となる。

サーナイトの苦手なカビゴンなどはそもそもミミッキュがそこまで不利をとらないし、カビゴンが残った相手にトリルを仕掛けること自体すべきではないので問題にならない。

他にもっと強いトリル始動要員がいると言う人もいると思うが、メジャーどことの比較を少し載せておく(あくまでも個人的意見なので、参考程度に)

 

  • ブリムオン

特性と特攻種族値サーナイトより優秀とみていいけれど、トレースには先ほど書いたような強力な個性があるし、特攻は多少負けていてもメインのフェアリー打点となる技がサーナイトのほうが威力、追加効果共に優秀なのでその点を加味すると差があるとは言い難い。

この2体の最大の違いは素早さラインにあると考えるべきで、同じ技範囲を持っていて受け回しに対して上から行動できるかどうかというのはかなり大きな違いとなる。

同じタイプといってもまったく異なる役割のポケモンと考えたほうがよいと思う。

 

ミミッキュの次くらいにトリルを張ることに関しては安定するが、それ以外の役割が薄い。ミミッキュとの役割補完ができていないので、両採用する意味がない。

技範囲もせまく、ブリムオンも同じだがトリル展開を相手に警戒させすぎる点がよろしくない。

 

こいつは強い。シャンデラを眼鏡エースとして採用しなければトリル始動要員を任せたいほどに強い。

おかしな表現だけれど、現環境であればミミッキュに次いで、サーナイトと並ぶトリル始動要員の2強だと思っている。

サーナイト以上の耐久と火力、独特の耐性と優秀な特性(特にすり抜け)に呪いもちというトリル始動要員としてはトップクラスのスペック。

しいて言うなら、ステロに弱い点が最大の違いであり大きな弱点。

HB襷トリルシャンデラは強い。

強いシャンデラはこちら。↓

yassunpokemon.hatenablog.com

 

  • ゲンガー

大穴。最速CS襷のこいつにトリル展開されるとかおそらく誰も考えない。

初めてのレート2000の立役者なので個人的には好き。

意表を突くことの大切さを教えてくれるポケモン

みんな龍舞とか積んできた頃が懐かしい。トリル下でスカーフランドとコケコを2タテしたのも懐かしい。

トリル始動要員に大事なのは素早さの遅さではないと教えてくれたポケモン

以上。それ以上でもそれ以下でもない。ただ好き。

 

他に特に強い?始動要員が思いつかないのでこのくらいで。

高火力で殴れて回復できて技範囲が広いポリゴン2は偉大だ。

 

なんか1体サーナイトよりえらく高評価なやつがいたけれど、そういうことも時にはある。ある!

これはあくまで個人の考えだけれど、トリル始動要員は素早さが遅すぎては使いづらいと思っている。

トリルターンを効率よくつなぐことを考えるなら、上から倒せる場面では相手を倒せたほうが強い。行動保証はどっちにしても襷などで補うので、始動要員を意図なく最遅にするような運用はあまり強くないと思う。

これくらいの素早さラインだと、トリルを張りたくない相手に対して上から動いていけるので、選出幅がトリルに依存せずに広げていける。

この点がミミッキュサーナイトシャンデラ、(ゲンガー)の強みの一つ。

 

トリルエースに関しても構築単位で素早さラインをどこに設定するべきかはしっかり考えないと強い構築にならないと思うので、トリル構築における素早さラインの設定は意外とかなり重要な要素となると思う。

 

ここまでかなりサーナイトトリックルームについて書き込んできたけれど、シーズン中は比較的選出率が低かったサーナイトが最終日に受け回しを崩したり、HP8割くらいからオノノクスのダイスチルを耐えて返しのダイフェアリーで一撃で落としたり、HP1の状態からダイマックスを切って2タテをかましたりと大活躍してくれた。

今回の最高42位、終盤2桁維持の立役者は間違いなくサーナイトで、この構築にサーナイトがいなければ2桁まで上がることはできなかったと思う。

 

サーナイトを諦めてしまっている人たちは、しっかりと役割を見極めて諦めずに使ってあげてほしい。

 

サーナイトの活躍で2桁乗せたときは叫びました笑

 

 

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シャンデラ

メガクチートに代わる環境最大火力を求めてたどり着いた火力の神。

サザンドラ程度ならオーバーヒート2連であくのはどうを耐えつつ落としてしまう化け物。バンギ以外誰も受けられない。

ドヒドイデもHDでぎりぎり後出しできるが、回復以外を撃つ暇は与えない。

受け回しに有利対面を作ればシャドボ連打だけでサイクルを崩壊させてくれる。

シーズン2で過剰に信頼しすぎて、刺さりの悪い、もしくはトリルしないと全く動かせない構築に対しても選出してしまったため通す相手をしっかり見極めて選出することを意識した。

シーズン2では扱いきれていなかったが、シーズン3でこいつの本当の実力を引き出してあげられたと思う。

流行りのカビゴンに対しても、オーバーヒートを合わせることで型判別とあついしぼうでなかった場合の大幅な削りが行えて、交代読みトリックも可能なのでキリキザンを出せないときの処理ルートになりうる。

アーマーガアがHD特化していなければ眼鏡オーバーヒートで飛ばせる烏キラー。

 

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ホルード

 この構築でサーナイトの次に育成して使ってきた対ドラパミミッキュの鬼。

シーズン1からずっと使い続け、ドラパミミッキュギルガルドに対してめっぽう強く、そのほかの相手に対しても特性を生かした高火力技と意外と優秀な耐久で打ち勝ってくれるサイクルと対面の鬼。

鬼ポケ。

ダイマックスなしで剣舞ASミミッキュイカサマで一撃で落とせる点から、相手の剣舞を誘って蜻蛉で皮はがし、裏の役割を終えたポケモンを切ってイカサマで落と動きがめちゃくちゃ強い。

今シーズンはおそらく選出率1位、初手に繰り出してスカーフで荒らしつつサイクルを回して、終盤にトリル展開からのダイマックスでスカーフの効果を消して一掃という動きがかなり強かった。

ホルードの素早さラインは最速にしていても基本環境に存在する上から殴るタイプのエースよりは遅くなるので、このラインのスカーフとトリルの切替がめちゃくちゃに強かった。

シンプルにちからもちダイマックスは強い。

忘れがちだけど、とんぼがえりのダイマックス技は特攻ダウン効果とサザンドラとかに抜群をつけるので意外と強い。

 

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ミミッキュ

説明不要、使用率ナンバー1の最優秀ポケモン

今シーズンはTODの時間延長で高火力のトリルミミッキュの刺さりがかなり良くなったため、今までで一番使いやすかった。

珠を持ったミミッキュは強いということを再認識した。

かたやぶり以外には確実にトリルから切り返せるというのはあまりにも強すぎる。

そしてミミッキュの足りない部分をサーナイトが補っていく。

 

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ドラパルト

※シーズン1終了後調整変更 H236、B36、C188、S44

 (襷ギルガルドのシャドークロー、シャドーボールどちらも確定耐え)

前シーズンこいつを信じられずに外してしまったことを後悔した汎用性最強のポケモン

今シーズンはこのポケモンを積極的に選出していくことを意識してプレイしていた。

実際、ドラパルトを相手の受けを恐れずに積極的に選出することでかなり勝率が安定したので、この判断は正しかったはず。

カビゴンとかの簡単にドラパルトを受けられるポケモンがかなり気になるが、そこを裏のポケモンで崩していければこいつの対面性能を生かして詰めていけるので強かった。

環境にはいなかったけれど、耐久ラインを対襷ギルガルドに合わせて調整したことで対面からダイマックスしての撃ち合いでほとんどの相手に勝てる絶妙な調整になったので悪くはなかった。

ギャラドスでも対面から撃ち合えばダイジェットを3発耐えられるので確実に勝てる、トゲキッスでもチョッキを盾に無理やりダイジェットからのダイフェアリーを耐えられるので後続の展開を有利に運べる。

ロトムにはどんな構成でも基本的に負けないので、対ロトムに必須のポケモンでもあった。

おそらくチョッキは自分以外に使っている人はほとんどいないけれど、ドラパルトの選択肢の一つとして非常に強力な持ち物だと思う。

 

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キリキザン

自らあえて択ゲーをしかけていくための剣舞ふいうち。

剣舞・ふいうち・通常攻撃の択を通してこそクチート使い。クチートと共に舞った経験のおかげでこの択だけは最後まで負けることはなかった。

構築で唯一の積み技持ちのため、崩しが必要な相手に対しては非常に重要な駒となる。

キリキザンのラムはあまり読まれないので、リスクのある場面でも剣舞から一気に詰めていけるかがこの構築の肝となる。

何も考えずに相手の裏をかけばいいというものではないので、相手の思考になって動きを読み切ることが何よりも重要。

安定行動と一見博打に見える行動を的確に使い分けることが肝心。

こいつもホルードに負けず劣らずのドラパミミッキュキラーで、対面からならそれぞれに有利で、ドラパルトに関してはダイホロウに無理やり後出しすることで強引に負けん気からのふいうちで縛っていける。

襷でなければギルガルドにも強く、キングシールドの択を無視して自分の攻撃上昇の餌にできる点は素晴らしい。

ホルードと並んでこの構築の大きな勝ち筋となってくれた。

受け回しにはヌオーさえいなければ受け駒を起点に崩していける点がラム剣舞の強みでもあった。

 

【選出パターン】

シーズン1では基本選出がない状態であったが、ある程度安定する並びは出来上がってきたので少し紹介。

 

 

 

 

初手のホルードで荒らして、ドラパルトを経由してミミッキュのトリルからダイマックスホルードで詰める動き強かった。ギャラドス軸にはこれが安定、相手にドラパルトかエースバーンがいれば初手ホルードから入らないと厳しい展開を強いられる。

スカーフホルードは強さのわりに考慮されずらいので、かなり安定した役割遂行が可能となる。

 

初手から圧力をかけたいときや、初手カバルドン1点読みの時の選出。

読み外すと試合が終わるため、自分の経験と勘をどこまで信じるか。

決まった時のアドはすさまじい。ハイリスクハイリターン。

 

対受け回し。サーナイトは受け回しを崩しやすいので選出多め、この3体から誰を詰め筋にしていくのかを選出段階からイメージしておく。

立ち回る中で実際に誰で詰めていくか(数的有利をとれればサナダイマ、有利対面から技の一貫を取れるならシャンデラ、起点から抜いていけるならキリキザン)を考えていく。

受け回しには立ち回りをミスしなければ強くでれるように組んだので、勝率はかなり良かった。

 

その他の並びごとの選出などはシーズン1のときに書いているのでそちらへ。

 

【使い納め】

この構築をシーズン1からここまでずっと使い続けてきたけれど、次からはキョダイラプラスガオガエンアシレーヌなどが解禁され、そのあとにはDLCでの新解禁も控えているためこれ以降は環境が大きく動いていくことが予想されるのでシーズン3で使い納めとし、新しいポケモンを育成していきたいと思っています。

これからの環境で戦っていけるサーナイト軸を新たに考えていきたいです。

サーナイトカイリュークチートと比べれば相棒と呼んであげることはできないけど、それでもこれまで7世代を大きく上回る実績を残してこられたのはサーナイトが構築の軸になってくれたからだと思うので、今はかなり愛着が湧いて大事に使ってやりたいと思っています。

本当に大事な試合はなんだかんだサーナイトで勝ってきたので、上位で勝つためには人と同じことだけしていてはダメなんだなと思いました。

最後にこの構築の最大のコンセプトを話しておくと、「プレイングで劣る自分がそれでも格上に勝つための構築」を目指して組み上げたものになります。

 自分のプレイングで最大の武器であるトリックルームを軸に、総合的数値では劣っていても最低限の耐久と高い突破力を持つシャンデラホルードキリキザンを攻めの駒として採用し、最後の補完を最も総合スペックの高いドラパミミッキュの2体で固めて尖った性能を相手に押し付けていくスタイルが完成しました。

このスタイルは選出段階で読みづらく、中速~高速帯で固めることで相手のトリルへの警戒を薄くすることであえて相手に詰めの一手を打たせて逆転を狙いにいく動きが、リスクの高さと引き換えに格上に対して通せる自分だけの武器として働いていたと思います。

逆に順位差マッチでも相手に付け入る隙を与えてしまう場合があるため、このリスクを呑んででもこの構築を扱いきれるかが上に上がるためのカギでした。

実際順位を上げるほどに勝ちに行けるようになったため、最後までこの構築を信じてきて正解だったと思っています。

 

 トリックルームの真髄は単なる素早さ関係の逆転ではなく、相手との有利不利関係、さらにはお互いの実力と勝敗を逆転するための一手となることにあると思っています。

勝負所を見極めて、たとえ目の前の相手が自分より遅いとしてもそこに勝ち筋を見出したならトリックルームを展開していく。7世代で初めてこの立ち回りができたときにトリックルームの本当の強さが理解できた気がしています。

トリルをちらつかせて相手をけん制しつつ、トリルせずに殴り倒すという動きもトリックルームの一つの強みと考えています。

 

いつかまたメガクチートと共に戦える日がくるまで、さらにトリルやサイクルなどのメガクチートと相性のいい構築要素を自分なりに極めていきたいです。

USUMレート最終日にカイリュークチートを久々に使ってから勝率が上がった気するので、今シーズン頑張ってくれた6体だけじゃなく2体の相棒とその周りを固めたポケモンたちにも感謝をしています。

今の自分の実力は間違いなく7世代で相棒たちが鍛えてくれたおかげです。

7世代に感謝。

 

シーズン4は仕事の都合でたぶんあまりやれないけど、いろんなポケモンを試したいので対戦自体はある程度やるとは思います。

強い構築は机上論では出来上がらないので、トライ&エラーでまた一から構築を練っていきたいです。

 

ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。

今後とも一緒にポケモンを楽しんでいきましょう。ではまた。