相棒とともに高みを目指す!ポケモンの楽しさを教えてくれた相棒たちとの約束
初めまして。やっすんといいます。第7世代の実質最後のレートが終わった記念に初めて構築記事を書いてみましたので、興味がある方がいたら見ていただけると幸いです。
この構築はシーズン4から愛用し続けた相棒のカイリュー、クチートを軸にした構築の自分にとっての完成形だと思っています。
初めての記事作成で見づらいものとなるかと思いますが、大目に見てもらえるとありがたいです。
【構築経緯】
自分はWi-Fi環境がなかった影響で第7世代から初めてレート対戦を始めましたが、初めのころは初心者の例にもれず受けサイクルが崩せなくてあまり対戦を楽しめずにいました。
そんな時に当時のサンムーン環境でメガクチートが解禁され、これなら耐久ポケモンにも勝てるかなと思い使い始めたのがクチート使いとしての始まりでした。
カイリューはもともと好きなポケモンで、たまたま雨パ用に特殊カイリューを作ったのでクチートと一緒にパーティを作ったところ面白いように勝てるようになり対戦にはまるようになりました。
この特殊カイリューとメガクチートのおかげでポケモン対戦の楽しさを知ることができたので、この2体に愛着が湧いて相棒ポケモンとして自分の中で定着していきました。
これ以降、自分の中でこの相棒2体とともに結果を残したいという思いができてシーズン4から第7世代最後までこの2体を軸とした構築を使い続けてきました。
【構築内容・個体紹介】
カイリュー@ヒコウZ
性格:ひかえめ
努力値:HC252余りS
相棒その1。選出率はおそらく全試合のうち8割以上。初手ぼうふうZで試合の流れを整えるこの構築の要となるポケモン。
特殊型にすることで、相手の物理型警戒での引きも合わせるとバンギラス以外に明確な不利対面が存在しないタイマン性能の鬼。
カイリューを受けれると思っている相手を派手にぶっ飛ばす頼もしいポケモン。
普通のカイリューを受ける駒に強く、クチートの邪魔になる受けを呼んで崩せるのでものすごくクチートと相性が良い。
ちなみに、特殊カイリューを使う人はほとんどこご風+Zの構成にしてる人が多いですが、こご風型はZ消費後のパワーがなさすぎるので最大火力のりゅうせいぐんにしています。あとかっこいい。
まじめな解説をすると、トリル軸のため生き残った後にトリル下で動かせるように高火力、命中安定の一致技が必要だからです。
カプ・レヒレ@ゴツゴツメット
性格:ずぶとい
努力値:HB252余りD
今シーズン頭あたりから使い始めたポケモン。初めはカイリューの大文字で削ったメタグロスをカイリューを残しつつ落とすため+コケコの代わりに催眠対策をする枠で採用。入れてみたら後投げからガルーラを落とせたり、ボーマンダの1舞すてみを耐えてゴツメ込みでムンフォで落としたりと想定以上に使いやすかった。
はたき+ゴツメ+しぜんのいかりでレヒレ受けのカビゴンやポリ2を無理やり役割破壊できたりエースを状態異常から守ったりと汎用性が高いと感じた。
基本的にガルーラとセットで選出し、怒り+捨て身で相手のレヒレなどを落としたり、ポリ2をはたいてガルーラを受けられなくしたり、レヒレ受けで選出されたカビゴンを逆に狩ったりと裏のエースの補完として優秀だった。特に対カビゴンはクチートしか処理方法がないと勘違いされて受けだし時に交換読みじしんをされることが多く、毎回ほぼ無償降臨ができる。
ウルガモス@こだわりスカーフ
性格:ひかえめ
努力値:CS252余りH
シーズン終了5日前に最後の1枠として採用したポケモン。
こいつの前は強引に受けを崩す兼クチートと選択でトリルエースを選べるように眼鏡テテフを採用していたが、パーティ全体がメタグロスに弱すぎてひるみ負けしまくったため仕事中も丸1日考え抜いた結果見つけたポケモン。
使い始めてから気づいたけど、こいつのオーバーヒートはテテフのフィールドサイキネと同等の火力が出せるので弱いわけがなかった。
技はパーティ単位で重たいメガメタグロス、メガゲンガー、コケコあたりの高速高火力を落とすオーバーヒート、水Zゲッコウガを落とすさざめき、アーゴヨンを落とすサイキネ、キノガッサとかにおしゃれムーブが決められるとんぼで確定。
性格もひかえめでないと落としたい相手が落ちないのでひかえめで確定。
こいつが入ったことで今までのパーティよりも頭ひとつ抜けて強いパーティになったと感じた。
シャンデラ@きあいのタスキ
性格:ひかえめ
努力値:HB252余りC
クチートと最も相性が良いと思っているトリル始動役。耐久はこれでミミッキュのシャドークロー+かげうちを確定耐え、ステロ込みでも不一致地震程度なら耐えてトリルを張れるくらいの素晴らしい数値がある。
火力も性格補正のみ無振りでおくびょうCS通常ゲンガーと同じくらいの数値が出ます。
トリル始動役はCS襷ゲンガー、HA襷ミミッキュもシャンデラの前に使って2000達成していますが、クチートと攻撃面の補完がとれたシャンデラが自分には一番使いやすいです。
自分はクチート軸のトリル始動役に求める条件として、①自主退場技②対身代わり性能(オニゴーリ、バトン軸)③トリル始動の確実性の3点が重要だと考えており、この3点を高水準で満たすのがすりぬけシャンデラだったため採用に至りました。
ゲンガーは99%読まれない(相手は裏まで抜くには龍舞など積まないといけないので、知識があってもリスクが高すぎてトリルケアができない)ためかなり使いやすかったですが、相手との素早さ関係が曖昧になりがちでトリルのタイミングがシビアなことと、単純に耐久がないため襷がないとトリルを張れないという点が欠点でした。
ミミッキュは後投げからトリルを張れる点は優秀ですが、100%読まれるのでちょうはつ持ちなどで止まる点、火力がないのでトリル+のろい以外の動きをすると駒として腐りやすいという点からこの3体では一番微妙な使用感でした。
ミミZを採用すれば火力不足は解決しますが、カイリューがZ枠を占有する関係でこの構築では採用できないです。
ガルーラ@ガルーラナイト
性格:ようき
努力値:AS252余りD
陽気な悪魔。技構成のとおり対面性能を落とした代わりに中~低速の相手を蹂躙するための型。
ミミッキュの剣舞かげうちに縛られずに対面から有利に攻めていける雪崩ガルーラ。
クチートが出せない構築に刺さるようにかなり尖った構成にしている。
裏エースの役割を果たし、レヒレのいかりと組み合わせて相手を処理する高火力一致技の捨て身タックル、リザードン、ウルガモス、サンダーに刺さりいろいろ反則ができる岩雪崩、グライオン、ランドロスなど4倍弱点に刺さる冷パン、ヒードラン、ドヒドイデ、電気タイプ、ギルガルドに通る地震の4つで技範囲を広くとるようにしています。
レヒレのはたきと合わせることでポリ2入りにも選出できるようにしています。
クチート@クチートナイト
性格:いじっぱり
努力値:H156 A252 S100(61族抜き)
相棒その2。この構築における絶対エース。勝ち方を教えてくれた最も信頼の厚いポケモン。
少しでも通す自信があれば選出するし、実際に1対3の劣勢からも試合をひっくり返すことができるスペックがあるのでだせるならだしたい。
すばやさをここまで伸ばすとポリ2やギルガルド、テッカグヤあたりの上を取れて立ち回りが楽になり、耐久も威嚇込みでランドロスのじしんやボーマンダの龍舞後のじしんも確定耐えするくらい充分あって一番動かしやすい。
技構成はじゃれつく、ふいうち、剣舞が確定でラストにサイクル戦で強いはたきを選んでいる。
クチートの最大の強みは全ポケモンの中でもトップクラスの火力と一貫性を誇る一致じゃれつくにあるので、エースとして使う以上は絶対に外せません。
クチートはトリル運用or下からの打ち合いとなる都合上動けるターンに限りがあるため、繰り出す段階で互いの詰めの手順を明確に理解しないと強さを発揮しきれないですが、そこが使っていて一番面白いところでもあるなと思っています。
【選出パターン】
基本選出
++
カバマンダや積み展開、高速サイクル系の相手は初手カイリューでクチートの一貫を作っていく。
あとは受けの駒さえカイリューで崩せればクチートを通せるときもカイリューで荒らしていく。
バトン展開もこの並びが一番安定するのでだいたいこれ。
自分が唯一上位プレイヤーにプレイングで勝てると思っているのが、トリルの張り方の上手さなので強そうな相手はなるべくこの軸で選出している。
自分は第7世代のシングル、ダブル、WCSの全ルールでトリル軸の構築を使っていて、トリル軸に対する相手の動き方やトリルへの警戒が切れるタイミングはよくわかっているので、そこを突破口にして勝てた試合も多い。
具体的な例を出すと、自分より素早さが遅い相手に対しても必要なら迷わずトリルを押します。ナットレイやカバルドンの前でトリルを押してそのまま押し切った試合はかなりあり、基本的にこちらが倒される前に倒せば素早さ関係はあまり重要ではないので、相手の裏も含めて詰めていけるのであれば対面の状況に関係なくトリルをしてしまえばいいと考えています。
裏選出
or++
クチートを出したくないリザードン、サンダー、グライオンあたりが見えてるときの選出。
ウルガモスの役割対象がいる場合はカイリューを出さずにスカーフウルガモスを通して勝ちに行く。
レヒレは雑に扱って、なるべくガルーラにダメージが入らないように注意して立ち回るようにする。
基本選出のような切り返しの駒がないので相手の展開を先につぶす動きが重要になる。
サイクル戦選出
++or
見せ合い段階で長期のサイクル戦を回すことが分かっている場合、最後の詰め筋をだれにするかを決めたうえでこの形の選出になる。
レヒレをクッション兼削りとしてうまく使えれば立ち回りが楽になる。
その他、相手の構成に合わせて柔軟に対応していく。
【結果】
最高レートは2004でした。画像は最初に2000乗せた時のもの。
今期は最終日にまさかのレート2連続1位のバンビーさんと第7世代のラスボス戦ができたり、ねむるカビゴン相手に60ターン以上の死闘の末勝ったりと最終シーズンにふさわしい対戦が多かったです。
しかもバンビーさんからツイッターでリプライがきて少し対戦の話ができたのでいろんな意味で最高の最終シーズンになりました。
自分の感想としては上位にはゴツメカバ+カビゴンの安定した受けで詰ませる構築がいて、特にみちづれメガゲンガーを合わせた構築がかなり相手してて強いと思いました。
【おしまいに】
シーズン4からずっとカイリューとクチートを使い続け、第7世代の最後の最後にこの並びを完成させることができてよかったと思っています。
特殊カイリュー+クチートの組み合わせにおいては自分にとっての結論が出たと信じています。
2100を目指して潜り続けましたが、結局2000前後を行ったり来たりし続ける結果になったため、まだまだ自分の実力不足を感じました。
ただ、この構築が完成してからレートが2000付近で安定するようになったため、やはり構築は完成度がたかいものができたのではと思いました。
敗因は自分の選出パターンがいつも浅く広く対応する形になりがちで、相手の選出をあまり積極的に考えていなかったことが大きいと思います。
今までで一番真剣にレートをやって2000付近でレートが固定されたということは、そこが今の自分の適性レートだったのだろうと思うので第7世代に悔いは残さずにすみました。
拙い文章で読みづらかったと思いますが、自慢のポケモンたちを見ていってくださりありがとうございました。
【ちょっと小話】
実はうちのポケモンにはもう1体シーズン4からシーズン15まで皆勤賞を務め、対レヒレの勝率99%を誇るポケモンがいましたので紹介しておきます。
そいつはマリルリです。
普通のHA型で、サンムーン期は鉢巻、ウルトラサンムーンではチョッキで使っていましたが、どうしてもレヒレの採用が必要となり泣く泣くパーティから外れてもらいました。
一応USUMでの過去5回のレート2000には大きく貢献してくれた功労者なので紹介させてもらいました。
ほかにも、シーズン9で初のレート2000を達成した最速襷トリルゲンガーとかの面白い構築がまだあるので、そういう紹介もしてみたいなあと思っています。
あと、WCSルールの構築も結構いい結果が出せたので紹介してみたい。
WCSはビエラさんの動画投稿の影響で真剣にやり始めたけど、シングルとは違う面白さがあるのでこれを読んでくださった方はそちらもぜひ手を伸ばしてほしいです。
それでは、長々とありがとうございました。