【S11最終81位レート2118】偉大カイリューサーナイト

【偉大カイリューサーナイト

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最終81位、残業100時間越え

【構築経緯】

ガチグマの影響で環境が対面に寄っていたため、前期のランドドランベースのサイクル構築は機能しないと感じたため、軸として襷キバ+テラバカイリューを採用することに決めた。

初手にガチグマと対面しても撃ち負けず、しんくうはを裏からカイリューでアンコールして起点にしていく動きが強かったことから、ここを軸として構築を対面ベースで詰めていくことにした。

ガチグマに対して厚くするために対面の撃ち合いに強いチョッキサーナイトを採用。前期と同様に水テラスにすることでイーユイにも強く出られるようにして構築の安定感を確保。

殴り役としては前期のパオカミはガチグマ入りに撃ち負けると感じたため、カミを撃ち負けない眼鏡型、パオの枠をガチグマにテラスせずに動けるスカーフ悪ウーラにしてパオジアンよりも高い素早さラインから殴れる構成にした。

サーナイトとの補完をとるためのパオジアン他の物理を止める役割には、ガチグマの影響でディンルーが減少していたことからコータスを採用した。

眼鏡カミとのシナジーもよく、展開とサイクルの両面での立ち回りが可能になり重宝した。

 

【構築】

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カイリュー

構築のエース枠で攻めの軸。

相手の鉄壁アーマーガアでの受けなどを許さないアンコール型。

イダイナキバの襷をとりに来るガチグマの真空波を起点にできる残飯アンコール型。

ガチグマ環境であるうちはこの型は明確に強みを持てると考えている。

特防をブラッドムーンをアンコールして残飯込みで確定耐えできるようにしたさはある。

甘えるカミをアンコールして無理やり突破したり、キョジオーンを残飯込みで無理やり起点にしたり、アンコールのタイミングを合わせれば鉄壁型を流せたり等現環境において受けサイクルが下火になっていることもあり非常に強みを生かしやすい。

ガチグマ環境への明確なメタとなるポケモンとして今後も詰めていきたい。

 

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サーナイト

S10で使用した個体を継続。

特殊高火力枠としてイーユイが一定数環境にいたため、イーユイ入りでカミカイリューが通せない構築を崩す枠として採用。

ブラッドムーンのダメージが約半分程度、次のハイパーボイス等を受けても真空波で落ちることがないため、対面からであれば確実にガチグマとの撃ち合いに勝つことができる。

また、グライオン相手にポイズンヒールをトレースすることでTODを許さずに逆に切り返すことが可能となる点もほかのポケモンにはない強みとなる。

このように新規ポケモンが増えて強特性が環境に増えるごとにトレースという特性の真価を発揮していくため、特性がポケモンの性能に占める割合が大きい9世代環境においては一般ポケモンのみのルールではトップメタに対して明確な役割を持ち続けることができると考えている。

カミが止められるようなガチガチの受け構築に対してサーナイトが範囲を活かして制圧していけるため、この2体の組み合わせは今後も強力な役割集中の一つとして機能していくと思う。

 

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③イダイナキバ

大過ぎるキバ。

ガチグマの影響で環境が対面に寄っていくことがわかりきっていたため、ガチグマ入りの構築に対して初手にきやすいポケモンへの出し負けしない初手のタスキ枠を探した結果、対ディンルーや毒菱展開を拒否して裏を動かしやすくできる高速スピンもちのイダイナキバを採用した。

初手のガチグマがテラスを切ってくれるなら裏の通りがよくなるため、対ガチグマ構築やその影響を受けた対面構築全般に対して圧倒的アドバンテージを確保することができた。

イダイナキバを使う場合は相手の水ウーラオスへの明確な回答が必要となるが、ガチグマの影響でディンルーが減少していて後述のコータスがかなり動かしやすくなったことから、炎タイプでありながら水ウーラオスへ後出しが可能かつ高打点を持てるコータスで構築全体に水流への耐性をつけることでこの点を解決した。

初手の対面で範囲火力両面から確実に相手を持っていくことが可能である点が非常に強力であり、カミやサーフゴーなどの電磁波を拒否しながら展開できる点がウーラオスとの差別化点になる。

 

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コータス

レギュC以来の復帰枠。

前述したとおりディンルーがこれまでのシーズンほどはいなかったこと、対面に環境が寄っていたためサイクル下で絡めてで嵌めてくる相手が絞られたことから採用。

起点にされにくい環境であれば耐性、技範囲からカバルドンやディンルー以上の働きも期待できる起点作成役。

パオジアンはじめとした物理アタッカーを止めつつ、特殊相手でもタイプ相性を活かせばあと投げからあくびで流すこともできるためやはりこのポケモンにしかない強みがあり欠かせなかった。

今回はカミの型を眼鏡型にしていたため、足りない素早さを補う上でも強力な駒となってくれた。

 

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⑤ウーラオス(悪)

レギュC以降は基本的にカミとパオの2体を汎用的な攻めゴマとして採用してきて、実際にカミの範囲と悪アタッカーの補完性能が高く、カミを強く使う上で悪タイプの強力なアタッカーがいるとその性能を活かしやすいことから今回は悪ウーラオスを採用。

ガチグマの登場によりタスキを持たないパオジアンが真空波で縛られやすい、相手のメジャーなノーマルテラスで簡単に返されるなどパオジアンの制圧力が非常に生かしづらい環境になったと感じたため、パオジアンに代わる新たなアタッカーを探したところ、強化アイテムなしの条件で悪技の打点がパオジアンより高く、元の防御耐久値が優秀でガチグマに対して対面から圧力をかけることができる点を評価して悪ウーラオスをスカーフで採用。

スカーフの意図は相手のオーガポンをステロを絡めるなどして縛れるようにすることと、相手のパオジアンやエナジースカーフ以外のカミを上から縛れる点を重視したもの。

耐久に厚いカミを一撃で飛ばすために鋼テラスアイアンヘッドを採用。

Aキュウコンに対して上から打点を持てる点も評価している。

とんぼ返りとコータス展開の組み合わせも相性がよく、相手の悪ウーラやパオジアンの剣舞ふいうちも体力がわずかでもあれば耐えられる独特の耐性がパオジアンにはない強みとなった。

 

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⑥ハバタクカミ

引きを許さないガチグマが環境トップに登場したため、特防の低いガチグマの展開を許さない眼鏡カミを特殊エースとして採用。

可能な限り特攻を伸ばし、足りない素早さはコータスの晴れを合わせることにより解決した。

相手の半減テラスタルに対しても高い負荷をかけていけるため、テラス択を許さずに後続で縛れる展開を作れる点もつよかった。

カミに対して切られる鋼テラスタルに対して、構築のウーラキバが強く出られる。

特に舞ったカイリューを上から縛れるスカーフウーラオスとの並びが非常に強力だった。

カイリューと合わせて相手に対して選出画面で強いる圧力が群を抜いて高い点が最も強力だと感じる。

特殊耐久はかなり高いため、ほかの駒を大事に展開したい場合には特殊耐久を活かしてあと投げから展開する動きも強かった。

やはり霊妖の耐性はあまりにも優秀すぎる。

 

【最後に】

今期は仕事が忙しすぎてシーズン中も満足に潜れず、最終日も残業後に睡眠をとって3時前からようやくスタートできる状況だったのがつらかった。

そんな中でも一定の結果を残すことができ、最終日のプレイング、特にカイリューサーナイトの動かし方に関しては完ぺきと言っていい仕上がりだったため結果以上の手ごたえは感じている。

つぎはおそらく12月シーズンに本格的に対戦ができるため、それまではしっかりと結果を残した並びを分析してプレイングと環境理解を深めていきたい。