【SVシングルS3最終58位レート2180】サーナイト×カイリューReStart

【相棒と共に】

SVシーズン3お疲れさまでした。

初めましての方は初めまして、いつもお世話になっている方はいつもありがとうございます。

7世代(サンムーン)から対戦をしているやっすん(@yassunbaseball)といいます。

 

前作から使い続けてきた相棒のサーナイトカイリューの2体を軸とした構築である程度自信になる順位をとることができたので構築を紹介したいと思います。

 

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9世代が始まって2シーズンの間全然納得のいく結果が出せず、ルールが変わった今期は序盤からかなり構築の考え方やプレイングに手ごたえを感じていたので頑張って取り組んだ結果が実を結んで嬉しいです。

 

自分が信頼しているカイリューサーナイトの2体を連れて9世代でも最終2桁順位をとることができたので少し安心感があります。

ここからまた実績を積み重ねて上位層に食い込んでいきたいです。

 

ここから今回使用した構築の説明を始めていきたいと思います。

 

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【構築経緯】

後手に回らず、自分の勝ち筋を押し付けていく。

今期は前2シーズンの反省を踏まえてこの考え方を一貫させて構築を組むことを意識して取り組んでいった。

 

パラドックスポケモンの解禁に伴い、一貫性が高く縛り性能の高いハバタクカミを使いたいというところから構築を組み始め、組み合わせたときに鋼タイプへの引き先となれて特性の相性にも優れるコータスを育成。

ハバタクカミが抜き性能を重視した型では受け系統の構築への崩し力が弱いと考え、現環境で対面性能も高く対受けに無類の強さを誇る相棒のサーナイトを採用。

ハバタクカミとの2枚エースとして物理積みアタッカー兼相棒のカイリューを採用。

なんとなく使っていたら偉大な性能をしていたイダイナキバを強い地面枠として採用。

相手のキョジオーンに対して裏にも一貫して強いポケモンがほしいと思い、1ターンの隙を最大限生かせる通りの良い先制技もちとして隠密電気ハッサムを採用。

実際は最終日まで型を変えたりミミッキュ、ツツミ、ガブリアスなどと入れ替えたりしながら最終日当日にようやく今回の形に仕上がった。

 

7世代、8世代でもそうだったが、自分のプレイングの最大値を引き出すために一番得意な相棒2体を軸に組んでいったことで結果を出せたことが自信になった。

 

以下、個別の個体紹介
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カイリュー@ラムのみ

特性:マルチスケイル

性格:ようき

努力値:AS252、余りH

技構成:テラバースト、じしん、しんそくりゅうのまい

 

相棒兼物理エース

パラドックスの解禁に伴い積んでも縛られやすくなってしまい飛びぬけた性能ではなくなったと言われているが、最速にすることで1舞でドラパルトまで抜くことができるため火力は多少落ちるが物理エースとしては未だに頭一つ抜けて強いと感じた。

現環境では居座って積み切るよりもマルチスケイルの使いどころを見極めて速攻で展開していく形が強いと考えて竜舞+3ウエポンで採用。

飛行テラス+神速の縛り性能が優秀なためテラスタルは飛行で採用。

状態異常絡み(特にキノガッサ)の怖さはよく知っているのでラムのみで安定した選出を可能に。

現環境で竜舞3ウエポンはヘイラッシャ入りに選出できない点が非常に弱いと考えて一時期は龍舞を流星群にした攻撃特化型も使っていたが、後述するイダイナキバを採用したことによりヘイラッシャを見ても通せる構築に仕上がった点が勝因の一つだったと思っている。

 

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サーナイトとつげきチョッキ

特性:トレース

性格:ひかえめ

努力値:H60、C252、S196

(調整意図:ハバタクカミの眼鏡シャドーボール確定耐え、火力は最大値)

技構成:ムーンフォースサイコショック、マジカルフレイム、かげうち

 

どのポケモンよりも、誰よりも信頼している自信がある絶対的相棒。

パラドックスポケモンを見たときに、どのポケモンも防御、特防どちらかの耐久値に難があるためサイコショックによる疑似両刀を高い火力で実現できるサーナイトが環境に刺さっていると感じたため採用。

少し足りない火力を補う(補えてるか怪しい)影うちを採用することでパラドックス対面に強く出られる型とした。

当初はタスキで採用していたが、持ち前の特殊耐久でチョッキを持つことでタスキ以上の対面性能と役割遂行能力を得ることができると考えてチョッキでの採用とした。

ほかのポケモンでの対処が難しいクエスパトラ、受け構築に強く、特性のトレースを活かすことで他のポケモンにはできない立ち回りができる点が唯一無二の強みを持っている。

両刀が可能なテツノブジンとの比較としては、タスキに頼らずに高い対面性能を持てることと、対特殊の役割遂行は圧倒的にサーナイトに分がある。

固有の性能として、天然を盾にして自力で能力を上げてくるラウドボーンへのトレースによるストッパー性能が挙げられる。ほかのポケモンでテラスタルを強要してムーンフォースを通せる状況にすれば天然をトレースすることによりフレアソングの追加効果を無視して後出しが可能となる。

また、終盤に若干いたオニゴーリについても後出しからのトレースのターンから同時にむらっけが発動するため、対オニゴーリをアンコール等の絡めてなしでも五分五分の勝負に持ち込める。

よほど相手有利な能力変化にならない限りは持ち前の耐久と火力で対面打ち勝つことができるため、むらっけで上昇した能力のまま裏まで倒していくことができる点も面白い点だと考えている。

テラスタイプは火力と耐性の変更の恩恵を最大限生かすことができるほのおタイプ。受けに来られるサーフゴー等の本来弱点を突かれる特殊アタッカーを返り討ちにすることが可能。

このポケモンのテラスタイプはほのお以外も様々な強みがあるため次はまた新しい型を考えていきたい。


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コータス@オボンのみ

特性:ひでり

性格:ずぶとい

努力値:HD252、余りB

技構成:かえんほうしゃソーラービーム、あくび、ステルスロック

 

構築が全体的にミミッキュが重たく、またステルスロック展開とカイリュー、ハバタクカミとの相性が良く強いと感じたため採用。

カバルドンとの最大の差別化点は対水タイプの性能にあり、単体スペックでは起点回避とタスキつぶしが可能なカバルドンに軍配が上がるが、特性を生かすことで構築全体に5ターンの水耐性を付与できる点が後述のイダイナキバ、ハバタクカミ等と相性が良かったように思う。

技の火力が高いため起点作成役をこなしつつ殴りに行くことができるため、起点回避は難しいとはいえ使い方次第でカバルドンにはできない動きができる点が強かった。


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イダイナキバ@きあいのタスキ

特性:こだいかっせい

性格:ようき

努力値:AS252、余りH

技構成:ぶちかましインファイト、はたきおとす、がむしゃら

 

物理アタッカー兼崩し役。

イダイナキバ自体はDSチョッキだったりで序盤から使っていたが、終盤になんとなくタスキを使ってみたらとても使い勝手がよく採用。

最終日前日まではがむしゃらの枠をステルスロックで採用していたが、カイリューなどの不利な相手に対して無限に起点にされるため、たまたま思い出し技で目に留まったがむしゃらが構築単位でのシナジーがありそうと思い採用。

この選択が最終日に刺さり、体力をわざと削ってがむしゃらで裏の先制技やハバタクカミの圏内に強制的に押し込む動きが強かった。

このポケモンははたきおとすが偉大で、受けに来るヘイラッシャの残飯をはたいて高火力一致技で削ってあげることで物理方面からの役割破壊を成立させることができる点がとても強かった。

構築がセグレイブも重めだったため、テラスを切られても安定してハバタクカミの縛り圏内に押し込める点が構築の先発としてとてもマッチしていた。

役割範囲が広く、対面で勝てる相手が多いため序盤、中盤、終盤の詰めのどこから繰り出しても強く使いやすかった。

がむしゃらは強引な受け崩しとしても優秀だったため、もっと評価されてもおかしくないと感じた。


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ハッサム@おんみつマント

特性:テクニシャン

性格:いじっぱり

努力値:H252、A212、S44

(調整意図:できるだけ耐久は削らず、素早さを20振りアーマーがー抜き)

技構成:バレットパンチ、テラバースト、とんぼがえり、つるぎのまい

 

対受けサイクル(キョジオーン×アーマーガア系統)に強く、起点に繰り出してから現環境で縛り性能が高いポケモンを探して採用。

この枠はガブを使っていたこともあるが、崩しのターンにハバタクカミ等のアタッカーへの引きとの択が生まれて格上に対する崩しになりえないと考えたため、単体で充分に強く構築(特にエース枠のカイリュー、ハバタクカミ)が苦手なポケモン全般に比較的有利な点を評価して採用。

ラスタルはキョジオーンのテラスタルと裏のアーマーガアを考えて電気を採用。

等倍範囲が広いため使い勝手はよかった。

とんぼがえりは撃った試合では全部裏目に出てほとんど使わなかったので変えてもいいかもしれないしそのままでも別にいいかもしれない。


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ハバタクカミ@ブーストエナジー

特性:こだいかっせい

性格:おくびょう

努力値:H116、B84、C212、D4、S92

(調整意図:ガブのじしん、ミミッキュの珠じゃれつく確定耐えかつ特殊方面の耐久を確保、余りをSにブーストがかかる範囲で火力をなるべく高めに設定)

技構成:ムーンフォースシャドーボール、マジカルフレイム、めいそう

 

この構築のエースにしてMVP。

現環境最強格の1体で特に強さの説明がいらない最強パラドックス

持ち物の特性上、一貫のとれた状態で裏から展開すると最大値を発揮しやすく、構築とのシナジーもよかったためブーストエナジーで相手の展開を上から潰すために採用。

瞑想はコータスとの相性が良く、また特殊主体の特殊受け(ジバコイル等)を無理やり起点にして突破することもできるため選んで正解だった。

晴れとのシナジー、ミラーへの強さ、対セグレイブでの耐性付与(つぶてが痛い)を評価してほのおテラスタルで採用。

確定追加効果をタイプ一致で撃つ強さはサーナイトが証明していたため、最強のポケモンの1体が同じことをすればやはり強かった。

素早さ上昇込みでのゲームプランを立てやすく、勝ち筋の計算が非常に立てやすいところが最大の強みであると思う。

また、ギミックの一つとして晴れターンを残して展開→晴れ下で瞑想→晴れが切れてエナジー発動の順で動くと瞑想後の実数値を参照して特攻にブーストがかかるため1ターンで一気に火力を引き上げることが可能となる。

低速の相手を素早く縛っていくことができるため、プレイングの一つとして頭に入れるとともに、素早さが上がらず負けるといったミスをしないようにも注意したい。

 

【選出】

基本的にイダイナキバ、コータス、@1(ハバタクカミorカイリューのエース)がパワーが高く使いやすい。

サーナイトハッサムの役割対象がいる場合は選出、コータスが出せない、必要ないと判断した場合は動かしやすいポケモンを@1に選ぶと立ち回りがしやすい。

カイリューを選出するときはテラスタルカイリューに切る前提でゲームメイクするように注意したい。

 

イダイナキバの体力を大事にすべきか使い捨てるべきかの判断が重要となるため、このポケモンを誰に対してぶつけたいかを慎重に見極めたい。

 

【最後に】

今期の最終戦は朝の9時直前に101位となったところからあと1勝を積み上げるための対戦となりました。その時に勇気をもらえたのがリプをくれたフォロワーの方やいつも相談を聞いてくれる友人、ルールは違えどダブルで活躍している友人の姿やずっと一緒に戦ってきた相棒であるサーナイトカイリューの頑張りにありました。

ゲーム自体は一人でするものかもしれませんが、これからもポケモンを通してできたつながりを大切にして、自分にとっての大事なものを大切にしていきながら対戦を楽しみたいと思っています。

長くなりましたが、読みづらい文章を最後まで見てくださりありがとうございました。

 

◯追記

この構築やサーナイトを入れた色々な構築で対戦配信をたまにやってるのでよければ遊びに来てください↓

https://www.youtube.com/@user-yn2hv2kv7q