【妖精乱舞のサーナイト軸】逆転のサイクルトリル
シーズン9お疲れ様です。
やっすん(@yassunbaseball)です。今シーズンはこれまで使ってきたサーナイト軸の構築の集大成となったシーズンなのでしっかり記事に残したいと思います。
シーズン1以来の最終2桁&最終の自己最高順位の更新、最終レート2100超えとかなり満足のいく結果を残すことができました。
さらに、別で記事を書こうと思っていますが、ダブルバトルでも相棒のサーナイトと共に最終2桁を達成したのでそちらの記事もよければ読んでいってください。
【構築経緯】
自分が一番強いと信じてシーズン1から使い続けているサーナイトを軸に、シーズン1から少しずつ個々の型や6体の組み合わせを調整し続けてきた結果、今シーズンの構築はこれまで組んできた中で一番自信を持てる形に仕上がりました。
構築の軸となるチョッキサーナイト、ダイマックス環境と相性が良い特性と積み技の展開速度が速いキリキザン、この2体と相性補完がとれるシャンデラ、トリル使い最強のミミッキュの4体は型や持ち物を変えながらもシーズン1からずっと使い続けてきました。
ここにチョッキサーナイトと役割補完が一番取れて、2体で相手を詰ませにいけるアッキじわれカバルドンと対ウーラオス兼高速アタッカーのトゲキッスを加えて構築が完成しました。
以下より個別の型紹介をしていきます!
(常体、略称等を使用します。)
【パーティ紹介・個体紹介】
サーナイト@とつげきチョッキ
特性:トレース
性格:ひかえめ
努力値:H252 B68 C188
自分にとって最高の相棒。上位帯での大勝負で必ず活躍してくれる一番頼りにしているポケモン。選出率はこの構築でトップ、ほとんどの試合で選出していた。
構築の軸であり、対特殊アタッカーの撃ち合いのスペシャリスト。
トゲキッス、カバルドンがいることでロトムを呼びやすいため、相手のロトムに合わせて崩していく動きが強力。
ロトムと対面することで、ロトムを捨てるかボルトチェンジで裏に負荷をかけるかの2択を仕掛けることができ、チョッキを持たせていることでロトム対面で裏読みを入れる余裕がある点が一つの強み。
ロトムを捨てればカバルドンで詰む、ボルトチェンジで引けばサイクルが不利になるという選択をせまれるのはサーナイトの火力と技範囲があってこそ。
そしてサーナイト自身の元々の強みとして、受け構築にめっぽう強いという点がかなり構築に柔軟性を持たせてくれた。
サイコショックを採用することでハピナスで止まらなくなるので、アタッカーのいない純粋な受け回し選出であればサーナイト1体で崩しにいける。
サーナイトだけでは崩しきれないラッキー採用やポリゴン2採用の並びにはあとから紹介するシャンデラやキリキザンと合わせることで対処できるため、対受けループ系統には負けた覚えがない。
最後に、この型で採用した際の最大の強みとして、環境トップの一角であるダイマトゲキッスに対して撃ち合いでほとんどの場合強く出られるという点が大きかった。
ダイサンダーで確実に高打点を出せるため、受けだしからダイマックスで切り返すという無茶な立ち回りにもしっかり答えてくれた。
環境には減っていたが、対キョダイラプラスに関してもチョッキとマジカルフレイムで一方的に封殺できるので、壁ターンまで枯らして一方的に切り返すことができる。
あとは個人的に特に気に入っている点が、天然アッキピクシーのような詰ませ性能の高いポケモンをトレースすることで能力上昇を無効化し、回復の余裕を与えずに倒しきる点になる。
トレースという特性が最近の環境で非常に強力で、リベロや適応力、天然、再生力などうまく立ち回ればこちらのほうが活用できるような特性が増えたことで価値が上がってきたように思う。
技範囲の広さも一級品で、タイプ一致のエスパー技はあまり注目されないけれどフェアリーとの相性が良く、サブで採用しているマジカルフレイムは追加効果優秀と一致技との補完に優れる、10万ボルトはあまり警戒されないため対水タイプ(ギャラドス、アシレーヌ)や一貫をとるときに非常に便利。
立ち回りとしては、裏に置くよりも相手の初手ロトムやアシレーヌなどが読める場合は積極的に初手に合わせていけると序盤から有利が取れる。
特にアシレーヌは瞑想の起点にしようと居座ってくることが多く、10万ボルトやサイコショックで一方的に倒すことができて展開を楽に進められた。
技範囲と火力に優れるアタッカーであるため、HPが少しでも残っていれば立ち回り次第では切らずに残しておくという動きが強かった。
サイクル下でトリルから切り返すのが一つの強い勝ち筋となっているため、トリル展開用のクッションや展開後の詰めのアタッカーとして生かすことができる。
HP残り僅かの状況からでもダイマックスで強引に勝ちを奪い取ってくれて、本当に頼りになる相棒だった。
シャンデラ@たべのこし
特性:すりぬけ
性格:ひかえめ
努力値:HD252余りC
環境トップの一角であるポリゴン2をダイマックスせずに起点にしていける型。
対ポリゴン2性能においては最高クラスの実力だった。このポケモン以上にポリゴン2に対して強く動けるポケモンはいないんじゃないかと思う。
元々はHB襷トリルで使っていたポケモンだが、サンムーン時代と違い弱点を無理やり耐える調整ではなく、等倍の高火力を耐える調整にしないと耐久を活かしずらいと感じたため、弱点を突かれやすい物理方面ではなく特殊方面に寄せてみた。
結果は大正解で、対ポリゴン2で一方的に瞑想の起点にしていける、さらに相手から打点がなければ突破する前にトリルを張ることで裏にも高火力の一撃を加えることができる。
HDに振ったことでサーナイトが選出できない際の対特殊アタッカーの役割も担うことができ、この選択が今シーズンの結果に大きくつながったのは間違いない。
H振りだけでも並み以上の物理耐久はあるため、たべのこしでうまく体力管理をしつつダイマックスを切る動きも強力だった。
独特の耐性のおかげで無理やりエースバーンを相手することやトゲキッスを相手することもできるため、構築を支える枠として非常に頼りになった。
特性すりぬけのおかげで壁展開やみがわりに強く、特にみがわりエルフーンに嵌められなかったり、みがわりポリゴン2に対して強力なアドバンテージをとれることからこの構築においてはすりぬけが合っている。
シャンデラはスカーフや襷での運用が基本だと思われており、安易にポリゴン2を後出しされたりするためたべのこしと瞑想の組み合わせが体力管理もできて強かった。
Dに振ったことにより、元々高いCと合わせて瞑想を積んだ際の効率がすさまじく、トリックルームを絡めて無理やり相手を崩していくこともできた。
たとえ麻痺しても、しびれて動けなくてもポリゴン2には負けることがなかったのは頼もしかった。
ダイマックスを使わずにポリゴン2を突破するという現環境で最高峰の役割をこなしてくれて本当に強かった。
トゲキッス@こだわりスカーフ
特性:てんのめぐみ
性格:ひかえめ
努力値:H54 C252 S204
調整:スカーフ込みで最速エースバーン抜き 余りH
構築の最後のピースとして加わった対ウーラオスを担う高速エース。
個体は2015年世界王者の実況者ビエラさんに交換でいただいた個体。
高いステータスと一貫性の高い特殊飛行技が頼りになるオールラウンダー。
ウーラオスをダイマなしで突破することに重きを置いているため、スカーフ以外に上をとれるスカーフでの採用。
最大限火力をとりたく、ドラパルトはキリキザンで相手すればよいと考えていたためひかえめのC特化で採用。
ひかえめにするのであれば素早さは最速エースバーンを抜ければいいと考え、ダイマックスで撃ち合うときに少しでも耐久が確保できるように余りをHに振った。
上位に多いウーラオスが構築単位で重たいため、ウーラオスと他のポケモンをまとめて相手にできるトゲキッスを採用した。
ビエラさんからもらった個体という精神的アドを稼ぐことで少しは影響があったかもしれないし、なかったかもしれない。
トゲキッスを採用することでロトムやポリゴン2といったサーナイトやシャンデラの役割対象を呼び込むことができたので、そういった面でもしっかりと役割を果たしてくれていた。
対ウーラオスのみを目的として採用したので、これ以上は特に語れることがない。
ミミッキュ@いのちのたま
特性:ばけのかわ
性格:いじっぱり
努力値:HA252 余りB
今作最強のトリックルーム要員。剣盾環境のトリル構築はミミッキュなしでは成り立たないといっても過言ではないと思う。
相手へ圧力をかけてターン稼ぎを許さない兼ミミッキュ自身もトリルエースとなれるように命の珠で採用。
A特化の命の珠ミミッキュは火力が相手の想定を上回ることが多く、ラスト1体の状況からトリル+ダイマックスで3タテを決めることも多々あった。
他のポケモンが明確に役割対象を持っているのに対して、ミミッキュはギャラドスへの切り返し以外は他が役割を担っているポケモンを無理やり突破する役割が多かった。
トゲキッスやエースバーンなどがいるが、役割を担うポケモンが他に抑え込まれているという状況でダイマックスやトリルを絡めて無理やり突破していく立ち回りが強力だった。
ウオノラゴンに関してはミミッキュを選出しないと構築が崩壊するため要注意。
化けの皮を生かしてサイクル下でトリルを展開する立ち回りが非常に強く、トリックルームの扱いに一番自信があるためプレイングとの相性がとてもよかった。
数的有利を維持していけば、先にダイマックスを切っていてもトリルから相手のダイマックスを切り返していけるため、一手ごとの立ち回りに関しては繊細さが求められる。
カバルドン@アッキのみ
特性:すなおこし
性格:わんぱく
努力値:HB252 余りD
チョッキサーナイトとの役割補完に優れた環境最高峰の物理受け。
上位はカバルドンで詰めさせてくれるような楽なプレイヤーは少ないので、割と選出誘導の役割が大きかった。
役割対象のエースバーンはミミッキュで無理やり倒すことのほうが多かったが、カバルドンがいるおかげでロトムやトゲキッス、アシレーヌといったサーナイトの役割対象を呼び込むことができ、構築単位で苦手なドリュウズを止めることができるので最後まで構築に残して正解だった。
技構成は、普通のアッキカバルドンはヘビボン、ボディプレがテンプレだと思うが、サイクル下で負荷をかけるのであればリザードンやギャラドスにも打点がとれて砂を再展開できるストーンエッジと流し際や耐久ポケモンを無理やり突破するためのじわれのほうが構築に合っていると感じたためこういった構成になった。
チョッキサーナイトとの並びは同じサーナイトの使い手で自分以上の実力者のナインさんという方の構築を参考にした。
この並びは相手への詰ませるというプレッシャーが強く使いやすかった。
キリキザン@ラムのみ
特性:まけんき
性格:いじっぱり
努力値:HA252 余りS
調整:同速のエアームドに上を取れると嬉しいので。
対ドラパルトと受け潰しの鬼。
クチート使いはふいうち無しには生きられない。
環境的に普通に立ち回ろうとしても通すのは厳しいが、トリルと合わせたり剣舞、ダイスチルでの強引な突破や剣舞、ふいうち択を無理やり通すことで強引に通していけると強力なポケモン。
扱いが難しい分、ダイホロウへの強引な後出しやガオガエンの捨て台詞への後出し、威嚇ギャラドスを起点にしていくといったほかのポケモンにはできない立ち回りができるため、上位帯では特に刺しに行くことが多かった。
ヌオーがいない場合の受け回しに対して非常に強く、サーナイトと組み合わせることでヌオー入り含むほとんどの受け回し構築をつぶすことができる。
ドヒドイデを起点にする際や、あくびに対して繰り出すとき、ふいうち読みでの鬼火などに対してラムのみが非常に有効に働くため、キリキザンの持ち物はラムのみが一番強いと考えている。
【選出パターン】
基本選出:サーナイト+トゲキッス+ミミッキュ
対ポリ2:シャンデラ+2体
対エースバーン:カバルドン+2体orミミッキュ+2体
対受け構築:サーナイト+キリキザン+1体
割と感覚的に選出を考えることが多いので、明確に言えそうな選出パターンだけ列挙。
上位に行くほどに初手にサーナイトを置くことが増えたように思う。
対ポリ2はシャンデラが受けだしから起点にできるので裏において誘い出せるとおいしい。
エースバーンに対するカバルドンは対策されている可能性を常に考え、全体への刺さりを見て処理ルートをカバルドンかミミッキュか決める。
受け構築はこの構築にとっては一番相性が良いため、上記の2体で速攻で潰していく。
【最後に】
最終30位以内をひとつの目標にしていたため、あと一歩及ばなかったのは悔しかったです。
ただ、今シーズンは自分自身本格的に取り組める数少ないシーズンであったことと、来シーズンから使用ポケモンが制限されることで、サーナイト軸で結果を残して強さを証明できるシーズンとしてはしばらくはこれが最後だと思っていたため、シーズン1の自分の最高最終順位を超える結果を残すことができて嬉しく思います。
サンムーンのときから一貫してトリックルーム構築を使い続けてきたので、今後も自分の得意のプレイングに磨きをかけて頑張っていきたいです。
また、シーズン1のときとは違い、今ではビエラさんのリスナー仲間との交流が増え、最終日に向けて一緒にポケモンをしたり応援してくれたりするポケモン友達ができたことで、以前とは自分の環境が大きく変わったと感じています。
一人でポケモンをやっていたときよりもモチベーションが高まっているので、自己最高記録を更新できたのはビエラさんやリスナー仲間、シングルでいつも楽しみに実況動画を観ているバンビーさんはじめとする実況者の方たちの影響はすごく大きかったと思います。
やっぱり楽しそうにゲームをやっている人を観ていると自分のモチベーションがすごく高まる!
仕事の都合上、来シーズン以降はさらに時間をとるのが難しくなってきますが、その分動画や放送でポケモンを楽しませてもらいたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
さらに上の結果を残せるように鍛えていきます。